防火情報「200V業務用コンデンサから火災」
長年使用の「低圧進相コンデンサ」は発火の危険性があります
低圧進相コンデンサ
焼損したコンデンサ
どこにあるの?
低圧進相コンデンサは業務用冷蔵庫やモーターなどを使用する電気機器の力率を改善し、電力の無駄を省く機器として長年、店舗や作業場などで使用されています。
特に、京丹後市においては、特産物である織物の織機にも使用されています。
コンデンサに起因する火災が起こるわけ
原因
火災が起きている低圧進相コンデンサは、昭和50年以前に製造されたもので、コンデンサが寿命期にあるにもかかわらず、保安装置が内蔵されていないため絶縁劣化により発煙発火し、付近に燃えやすいものがあれば大きな火災になることがあります。
また、季節別でみると、気温が高くなる6月から8月にかけた夏場に多発しています。
経年劣化に伴う内部の絶縁破壊が原因です。
火事になる前に
低圧進相コンデンサが、突然、破裂し火を噴き火災になったケースが多く発生しています。店舗・工場が休みで無人の時でもこの火災は関係なく起きています。
- 保安装置が内蔵されていない旧型(昭和50年以前の製造)は早急に取り替える。(コンデンサの製造年を確認する)
- 保安装置が内蔵されていても、10年以上使用しているコンデンサは定期的に点検し、異常があれば取り替える。
- 使用電力量が異常に上がっていれば、コンデンサを含めて使用機器の点検を行う。
詳細は「工場・商店等で低圧200ボルトの電力をご使用のお客様へ」をご覧ください。 社団法人日本電機工業会作成
- この記事に関するお問い合わせ先
-
京丹後市消防本部 峰山消防署
〒627-0011
京都府京丹後市峰山町丹波826番地の1
電話番号:0772-62-0119(代表) ファックス:0772-62-6119
お問い合わせフォーム
更新日:2024年08月05日