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更新日:2014年12月26日

京丹後市エコエネルギーセンター
~食の循環リサイクル「環のちから」のまちづくり~

京丹後市エコエネルギーセンターの成り立ち

京丹後市エコエネルギーセンターは、独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「京都エコエネルギープロジェクト」の研究拠点施設として、平成17年に建設されました。
当プロジェクトは、一般電気事業者の電力ネットワークを利用する仮想マイクログリッドとして、既存電力系統との共存を踏まえたシステム構築を行う実証研究として実施されました。平成20年に当プロジェクトが終了したため、平成21年10月に京丹後市が当施設をNEDOから無償で譲り受けました。京丹後市における循環型社会の形成を図るため、エコエネルギーに関する情報発信及び資源の利活用等、環境に関する学習の普及並びに食品系未利用資源の再資源化を促進する拠点として京丹後市エコエネルギーセンターを設置しました。

(写真)エコエネルギーセンター全景 (写真)容量2,300立方メートルのメタン発酵槽
エコエネルギーセンター全景 容量2,300㎥のメタン発酵槽

 

「環のちから」の展開

京丹後市エコエネルギーセンターでは、食品残さや家庭生ごみを原料としてメタン発酵によるバイオガス発電を行っています。
発電した電気は、センター内の動力として利用し、余剰分は電気事業者に売電しています。バイオガスを取り出す過程で発生するメタン発酵消化液は、窒素・リン酸・カリ等の肥料成分を含んでいるため、これを液肥として農業に有効利用しています。
平成23年度に、液肥を利用する農家31人が集まり、液肥を活用した資源循環型農業をより積極的に推進するための母体として「京丹後市液肥利用者協議会」を発足しました(平成26年11月末日現在の構成農家数50人)。
液肥は、水稲の場合、水田10アールにつき3~4トンの量を専用のクローラ車により散布します。化成肥料を用いた慣行農法よりも3割から5割の肥料代の削減になると見込んでいるとともに、散布もしてもらえるため農家にとっては労力削減にもなると好評です。
平成26年度には約5,200トンの液肥を約150㌶の水田や畑に散布しました。110人の市内農家がこの液肥を利用して水稲や野菜等を栽培し、資源循環の農作物を表す「環のちから」のブランド名で市場開拓に取り組んでいます。
「環のちから」の名称は、全国公募を行い580件の応募作品の中から最優秀作品として選定されたもので、循環を人とをつなぐ「わ」としてとらえ、そこから産出されるエネルギーが、自然の「ちから」の維持に貢献できるとの考えから「環のちから」として命名されました。
また、パナソニック株式会社AIS社(大阪府門真市)、施設の指定管理者であるアミタ株式会社と連携し、食の循環の取り組みを行っています。パナソニック株式会社AIS社の門真事業所にある社員食堂からでる厨房残さを原料として受け入れて液肥として再資源化し、その液肥を利用して栽培されたお米「環のちから」を、再度、パナソニック株式会社AIS社の社員食堂で提供することにより食の循環を実現しました。この大きな資源循環の環を描く取り組みが高く評価され、第9回エコプロダクツ大賞優秀賞を受賞しました。

(写真)液肥で栽培した特別栽培米「環のちから」 (写真)環のちからブランドのイメージマーク
液肥で栽培した特別栽培米「環のちから」 環のちからブランドのイメージマーク

 

 地域の資源循環の拠点として

京丹後市エコエネルギーセンターで資源化する原料は、食品系未利用資源に限定しています。平成22年度から、市内家庭生ごみを分別収集して当施設で資源化する取り組みを行っています。現在、市内6地区、約200世帯で生ごみを分別収集していますが、これを段階的に拡大していき、平成30年までに市内全域での生ごみ資源化始を目指しています。家庭生ごみの資源化は、生ごみから電気と肥料を生み出すとともに、今まで焼却処理をしていたごみの量を減らすことにより、CO2削減などの環境保全だけでなく、焼却灰の減少により最終処分場の延命と焼却コストの低減にもつながり、本市が目指す循環型社会の形成に大きく貢献するものです。
メタン発酵によるバイオガス発電では、その過程で発生するメタン発酵消化液の処理が課題となります。京丹後市では、発生する消化液を液肥として農業利用することを推進していますが、以前は、農業利用できない消化液をセンター内の排水処理施設で浄化し施設外へ排水していました。この排水処理工程に電気等の多量のエネルギーを消費するとともに、薬品代等の多額のコストがかかっていたため、平成24年12月にこの排水処理工程を全面停止しました。このことにより、製造する消化液全量を液肥として農業利用することが必要となりました。
市内農家の方々や施設の指定管理者等と連携し、液肥を活用した循環型農業を推進するとともに、エコエネルギーセンターを地域の資源循環の拠点として位置付けて、循環型社会の形成に取り組んでいます。

(写真)国営開発農地の大規模圃場での液肥散布の様子 (グラフ)液肥散布量と散布面積
国営開発農地の大規模圃場での液肥散布の様子 液肥散布量と散布面積
(図表をクリックすると拡大します)

 

京丹後市エコエネルギーセンターの視察見学をご希望のかたへ

市では、京丹後市エコエネルギーセンターを資源の利活用等の環境に関する学習の普及を目的とする施設としても位置付けています。多くの人に環境、資源、エネルギー等について、学び、考え、体験できる場を提供するため、エコエネルギーセンターの視察・見学者を募集しています。視察見学をご希望の方は、下記のフォームに必要事項を入力し、送信してください。センターと日程調整の上、ご希望日の視察見学の受け入れが可能かどうかをご連絡させていただきます。

見学時間

  • 土曜日・日曜日・祝祭日以外の平日午前8時から午後5時まで

見学料金

  • 無料

視察見学申し込み

京丹後市エコエネルギーセンター所在地

〒627-0143
京都府京丹後市弥栄町船木小字キコリ谷301-1
京丹後市エコエネルギーセンター(指定管理者:アミタ株式会社)
(電話)0772-65-0026 (ファックス)0772-65-0017

 

お問い合せ先

部署名:市民環境部市民環境課 

電話:0772-69-0210

ファックス:0772-62-6716

Eメール:shimin@city.kyotango.lg.jp

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