離乳の進め方

 離乳とは、赤ちゃんが母乳やミルクなどの乳汁栄養から、幼児食へ移行する過程をいいます。
子どもには個性があり、離乳の進み方にも個人差があります。子どもの食欲や成長・発達の状況に合わせて進めましょう。
 また、共食を通じて食べることの楽しさを体験し、食に興味や意欲を持てるよう楽しい時間にしましょう。

なぜ離乳食が必要?

 離乳食は、赤ちゃんが「食べ物を口に取り込む」「飲み込む」「かたまりをつぶす」という食べるための機能を学び、発達させていくための大切な食事です。
 また、赤ちゃんの発育に伴い、母乳(ミルク)で不足する栄養を補い、離乳食を食べることで消化機能を発達させていきます。さらに、離乳食を通してさまざまな味を経験することで、味覚が発達します。

離乳開始の目安

 離乳開始の時期は、赤ちゃんの発達状況に合わせましょう。生後5~6か月頃で、次のような様子が見られたら離乳の開始の目安です。

  • 首のすわりがしっかりしている
  • スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる
  • 食べ物に興味を示す

離乳の進行

離乳の開始から完了までの一覧【離乳の進め方カレンダー(PDF:614.9KB)

離乳食の調理方法や調理形態などの一覧【離乳食の調理法・調理形態(PDF:293.2KB)

離乳のスタート(離乳初期:生後5~6か月頃)

 離乳食の開始は、アレルギーの心配の少ないお粥から始めます。
 初日は、なめらかにすりつぶしたつぶし粥を1さじだけ与え、食べられたら、翌日から徐々につぶし粥の量を増やしていきます。つぶし粥になれたら、同時にすりつぶした野菜なども試します。新しい食品を始める時は離乳食用のスプーン1さじずつにし、様子を見ながら進めます。野菜に慣れたら、同時につぶした豆腐・白身魚・卵黄なども試します。1か月間で離乳食に慣れるよう進めます。

離乳中期(生後7~8か月頃)

 離乳食を開始して1か月を過ぎた頃から、2回食にして生活リズムを確立していきます。色んな味や舌ざわりを楽しめるように食品の種類を増やしていきます。
 食べ方は舌と上あごで押しつぶすことができるようになるため、舌でつぶせる固さ(豆腐くらいの固さ)の離乳食を準備します。
 

離乳後期(生後9~11か月頃)

 離乳食は1日3回食にし、食欲に応じて離乳食の量を増やしていきます。
 食べ方は舌で食べ物を歯ぐきの上に乗せて、歯ぐきでつぶして食べられるようになります。歯ぐきでつぶせるバナナくらいの固さを目安にします。
 また手づかみ食べもできるようになるため、持ちやすい物を用意します。

離乳完了期(生後12~18か月頃)

 離乳の完了とは、形のある食物をかみつぶすことができるようになり、必要な栄養を食物から摂れるようになる状態をいいます。
 食べ方は、手づかみ食べで前歯で噛みとり、徐々に一口量を覚え、やがて食具を使うようになります。

離乳期に注意すること

  • はちみつは乳児ボツリヌス症を引き起こすリスクがあるため、満1歳までは与えません。
  • 子どもは細菌への抵抗力が弱いため、調理を行う際には衛生面に十分配慮しましょう。
  • 赤ちゃんに適した水分は、薄めたほうじ茶や麦茶などカフェインの少ないもので、離乳食に慣れた頃から、スプーンで与えましょう。
  • 赤ちゃんは生後6か月頃には、鉄欠乏を生じやすいため、離乳食で鉄分を補えるよう工夫しましょう。
  • 離乳を進めるにあたり、食物アレルギーが疑われる症状がみられたら、自己判断で対応せず受診し、食物除去をする場合は、必要な栄養素等を過不足なく摂取できるよう離乳食を工夫しましょう。
  • 日頃から、離乳食やおもつなど子ども用品を多めに購入し、もしもの災害に備えましょう。

更新日:2019年10月25日