放射線科の紹介
放射線科のご案内
京都大学放射線学科から、毎週月・火曜日と木曜日に専門医師の派遣を受け、MRI検査・CT検査および各種放射線検査の画像診断を行なっています。
医師
- 岩井 貴寛 医師
- 緒方 隆司 医師
- 平岡 伸也 医師
- 溝脇 尚志 医師
診療放射線技師
- 現在8名の診療放射線技師体制で、病院基本理念でもあります「質の高い、患者さん本位の医療」が提供できるように日々努力しています。
医療機器
一般撮影装置
- CRでデジタル画像を出力しています。胸部、腹部、骨などを撮影する最も使用頻度が高い検査機器です。
ADCT装置(320列)
- 360度回転しながら体にX線をあてることで、体の内部の様子をコンピュータによって画像化する機器です。
- 320列ADCT(エリアディテクタCT)は、1回転で160ミリメートルの範囲を最短0.35秒最大640枚の断層画像を撮影できます。
また、楽な姿勢で検査が受けられる新設計であり、患者さんに与える不安感や圧迫感を軽減しています。低被ばく撮影にも配慮されていて、これまで以上に精度の高い検査技術と画像の提供ができます。
特長1 低被ばくで、高画質の画像を得ることができます。
特長2 小児及び救急患者さんの撮影も短時間でできます。
特長3 全身の血管や3Dや4D撮影が可能です。
特長4 心臓領域の検査が低被ばくで撮影が来ます。
MRI装置(1.5T)
- MRIとは、Magnetic Resonance Imaging(磁気共鳴画像)の頭文字をとった呼称で、磁気と電波を利用して画像化します。X線検査やCT検査とは異なり、放射線を使用しないため被ばくの心配がありません。
- 当院のMRI装置(令和5年10月装置更新)は、人工知能(AI)技術を搭載しており、従来よりも大幅に検査時間が短縮され、15分程度で高画質な画像を得ることができます。
- MRIでは、造影剤を使わずに血管(脳血管や下肢の動脈・静脈)を検査することができ、また、関節内の組織の様子や筋肉、靭帯の損傷具合、脂肪組織の様子などを細かく抽出することができるため、レントゲン写真ではわからないような骨損傷(骨折)なども発見することができます。
※磁気を利用する検査のため、『心臓ペースメーカーを埋め込んでいる場合』など条件によっては検査できないケースがあります。ご心配な点がある場合は、検査前に医師や技師にご相談ください。
X線TV装置(DR 2台)
- 胃透視、注腸などの消化管検査や肝臓、膵臓、胆嚢などの造影検査などに使用します。
血管撮影装置(DSA)
- 血管造影とは、血管の状態や血液の流れを調べるための検査です。
- 太ももの付け根または腕の動脈から細い管(カテーテル)を通し、造影剤を目的の血管に流しながらX線撮影を行います。
血管が狭くなったり詰まったりしていないか、また血管が関係している疾患を詳しく調べることができます。また、狭くなった血管を広げて治療を行うことも可能です。
血管撮影装置は、7つの被ばく低減設計により、被検者にも術者にも優しい低線量と高画質で、より安心して患者様に検査治療を受けて頂けます。
- 心臓カテーテル検査
- 心臓疾患の治療
- 消化器疾患の治療、腹部の血管治療
- その他(体のほとんどの血管を造影検査することが可能です)

骨密度測定装置
- 骨の中にあるカルシウム、マグネシウムなどのミネラル成分の量を測定する検査です。
20代をピークに、骨の量は次第に減少し、腰痛や骨折の原因となります。これが、「骨粗鬆症」です。
女性に多い「骨粗鬆症」、「私は大丈夫」と思っていても安心できません。自覚症状がないので、骨折して初めて自身の状態を知る方も少なくありません。
腰痛や、大腿骨の骨折で寝たきりにならないためにも定期的な検査をおすすめします。
- スピーディに、かつリラックスして検査を受けていただけます
- より精度の高い骨密度検査が受けられます
乳房撮影装置(マンモグラフィ)
- 乳房は比較的柔らかい組織でできているため、乳房専用のエックス線撮影装置(マンモグラフィ:令和3年10月装置更新)を使用し、乳房を板で圧迫して片側ずつ上下左右方向から撮影します。
- 圧迫している数秒間は痛みを伴いますが、使用する放射線量はごくわずかで、撮影に伴う被ばくはほとんどなく、安心して受けていただける検査です。
- マンモグラフィ検査は、乳房内の組織の差を画像化するため、乳房内のしこりや石灰化などの小さな病変を写し出すことができ、早期乳がんなどの診断に非常に有効です。
移動用X線装置(2台)
- レントゲン検査室に移動困難な患者さんを、救急室や病棟などに出向いて検査撮影する装置です。
- 装置1台は清潔区域の手術室内での検査撮影専用に使用しています。
外科用イメージ
- 整形外科・外科等の手術中に、骨の骨折部位の確認や血管内のカテーテル確認などに使用し、スムーズに手術が行えるように使用します。

※詳しい事につきましては、各診療科および放射線科へお尋ねください。
- この記事に関するお問い合わせ先
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京丹後市立弥栄病院 事務部 管理課
〒627-0111
京都府京丹後市弥栄町溝谷3452-1
電話番号:0772-65-2003 ファックス:0772-65-4136
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更新日:2024年12月24日