言語聴覚療法(ST:Speech-language-hearing Therapy) 部門

言語聴覚療法とは

病気や交通事故、発達上の問題などで言語、聴覚、発声・発音、認知などの機能が失われることがあります。言語聴覚療法では、こうしたことばによるコミュニケーションに問題がある方に専門的サービスを提供し、自分らしい生活を構築できるよう支援します。また摂食・嚥下の問題にも専門的に対応します。

(日本言語聴覚士協会ホームページより)

当院の言語聴覚療法

言語聴覚療法部門では、入院中または退院後のリハビリテーション対象者へ、個人の生活環境やニーズに合わせ円滑なコミュニケーションが図れることを目的にリハビリテーションを実施しています。ことばをより明瞭に話すための構音リハビリテーションやことばの表出・理解力の向上を目指す失語症リハビリテーション、ことばによる表出が困難な場合でも図や絵・文字を用いて、対象者が意思を伝えやすい方法を見つけ取り組んでいく意思伝達リハビリテーションを通して支援をしています。

飲み込みの問題を有する対象者へは誤嚥による肺炎を防ぎ、安全な食事摂取を通して食事を摂ることの楽しみや喜びの再獲得を援助する摂食嚥下リハビリテーションを行っています。個々の能力に応じた食事形態を調整し、誤嚥を防ぐ食べ方・対象者がより食事を摂りやすい方法の提案、また食事時にとどまらず口腔・発声発語機能を整えることを目的としてケアや体操などの実施もしています。

上記のほか、多職種と連携のもと必要に応じて嚥下造影検査や嚥下内視鏡検査の客観的評価介入にて食支援に努めています。

検査・リハビリ道具など

子どものリハビリテーションでは、ことばがはっきりしない、発達について不安があるなどのお子様、保護者の方に対し、楽しくことばの発達を促すよう支援しています。言語療法室には観察室を設けており、保護者の方には別室でお子様のリハビリテーションの様子を見ていただくこともできます。

実習生の受け入れについては、京丹後市出身の方を中心におこなっています。

この記事に関するお問い合わせ先

京丹後市立弥栄病院 事務部 管理課
〒627-0111
京都府京丹後市弥栄町溝谷3452-1
電話番号:0772-65-2003 ファックス:0772-65-4136
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更新日:2022年05月31日