ごあいさつ

2024年(令和6年)の年初に

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京丹後市立弥栄病院

 院長 神谷 匡昭

 例年よりも暖かく穏やかなお正月を迎えた2024年元旦の夕刻、突如として能登半島を震源とする大地震が発生し、北陸から新潟にかけて地震と津波による大変な被害状況が明らかになりました。さらに翌2日には羽田空港でのJAL機と自衛隊機の接触事故が発生し、一転して大惨事に驚く年初となりました。1926年の丹後大震災からすでに100年近くが経過しており、いつ我々がこうした災害の当事者になるかわからないことを思い知らされました。当院でも『事業継続計画』や『避難確保計画』を定めていますが、改めて院内での災害対応や緊急対応について再確認の必要性を感じております。

 2023年5月8日から新型コロナウイルス感染症の感染症法上の取扱いが「2類相当」から「5類」へ引き下げられました。当院でもコロナ病床としての扱いはすでに解消していますが、弱毒化したとはいえ個室対応を継続しており、また発熱外来でも連日多くのインフルエンザや新型コロナウイルス感染症対応を行っているのが現状であり、今年もまだまだ気の抜けない状況が続いています。

 2023年には、地域の診療所や介護福祉施設など医療や介護に関わる方々と顔の見える地域包括医療・ケアの絆をまずは弥栄町と丹後町で構築するための連携会議や院外薬局との薬薬連携会議を開催しました。会議では大変有意義な意見交換ができましたが、一方で、このエリアのハブ病院としての更なる機能充実を期待されていることを実感いたしました。

 当院は、市立病院として市民の健康と生命を守っていく使命が課せられていますが、病院機能の充実は直ちに市民に還元できるものです。2024年度は電子カルテ更新を予定していますが、市民検診や人間ドックの充実も含め病院機能の更なる充実とともに今後も受診いただいた患者様に寄り添い、より良い診療に努めてまいりたいと思います。毎回申しておりますが、毎年毎年、「一歩でも良い病院になった」とのご評価を多くの方々からいただけるよう、また私たち自身も一歩でも良い病院になったと胸が張れるように、今年もまた『チーム弥栄』として職員一丸となって総合力で頑張ってまいります。

この記事に関するお問い合わせ先

京丹後市立弥栄病院 事務部 管理課
〒627-0111
京都府京丹後市弥栄町溝谷3452-1
電話番号:0772-65-2003 ファックス:0772-65-4136
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更新日:2024年03月12日