臨床工学科の紹介

臨床工学科のご案内

臨床工学技士は病院で使用されている、様々な医療機器の操作及び保守点検といったことをはじめ、透析室業務・人工呼吸器管理業務・心臓血管カテーテル業務・ペースメーカチェック等、業務内容は多岐にわたります。

現在、臨床工学科は7名が在籍しており、血液浄化業務が2名(日勤・遅出)・医療機器の保守点検や心臓血管カテーテル業務などに5名をローテーションして行っています。

当院で行っている代表的な業務例

血液浄化業務

看護師と協力し月~土2クールの透析業務を行っています。
・人工透析内科紹介ページ(別ウインドウで開きます)

臨床工学技士は維持透析で使用される透析用監視装置の保守をはじめ、透析支援システム「FNWweb」を利用したデータ管理・シャントエコー・水質検査・患者受け持ちが主な業務です。

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透析室
                  25床の透析室(内1床個室)

シャントエコー

当院での維持透析患者はVascular access(VA)管理として全患者年2回のシャントエコーを行っています。(患者状態により増加する場合もあります)

その管理には臨床工学技士も積極的に参加し、長期的なVA開存を目指しています。

また、当院ではVascular access intervention therapy(VAIVT)を行っており、血液浄化とカテーテル治療両方に関わる技士だからこそスムーズな連携が図られています。

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当院のシャントエコー実績
件数 VAIVT数
2023 370 56
2022 319 42
2021 372 56
2020 305 44
2019 305 45
2018 303 44
2017 250 43

 

心臓血管カテーテル業務

2016年9月より常勤循環器内科医が着任され、検査ができるようになり臨床工学技士も業務として積極的に関わるようになりました。

主な業務はポリグラフの管理・イメージングデバイス(IVUS・OFDI)の操作となっており、2018年よりDrの補助として清潔野業務へ参入しています。

また、緊急でのオンコール体制をとっています。

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医療機器保守管理業務

医療機器の保守管理は院内で安全に医療機器が使用されるためには必要不可欠です。

臨床工学科では2023年よりクラウド型医療機器管理システム「医療機器・資産管理システム HITOTSU Asset」を使用し、タブレット端末などを用いて点検が出来るよう整備しています。また、「医療業界横断コネクトツール HITOTSU Link」を使用し、SPDをはじめとする自科以外との連携を図り、効率的な医療機器の管理を行っています。

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保守管理業務202402

学術

当院では業務として携わっている分野の関連学会への参加及び発表を行っています。

・日本臨床工学会(BPAノミネート経験あり)

・日本透析医学会学術集会・総会

・京都府国保地域医療学会

 

論文発表

・「返血側穿刺針外径拡大によって上腕部内膜肥厚狭窄のVAIVT間隔延長の可能性を見いだせた1例
日本透析医学会雑誌54巻(2021)7号

臨床工学科 保有資格

  • 3学会合同呼吸療法認定士
  • 認定血液浄化関連臨床工学技士
  • 透析技術認定士
  • 認定医療機器関連臨床工学技士
  • 心血管インターベンション技師(ITE)
この記事に関するお問い合わせ先

京丹後市立弥栄病院 事務部 管理課
〒627-0111
京都府京丹後市弥栄町溝谷3452-1
電話番号:0772-65-2003 ファックス:0772-65-4136
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更新日:2024年01月22日