放射線室|久美浜病院

概要

放射線室集合写真

放射線室スタッフ

 放射線室では、5名の診療放射線技師と1名の受付事務の6名体制で、一般撮影装置、X線透視撮影装置、 骨密度測定装置、X線CT装置、MRI装置などによる検査を行っています。

 全ての装置がデジタルシステムとなっており、画像診断向上、劣化のない画像保存、迅速な画像検索・閲覧が 可能となっています。

 検査の結果を従来よりも数段早く医師へ送ることで、早くて適切な治療に繋げています。

取り組み

 夜間・休日も待機制により24時間救急に対応可能な体制をとっています。

 また、当院の保有する診断機器を有効活用すべく、CT、MRIの委託検査を広く受け入れております。

 地域の皆様に貢献できるよう、スタッフ一丸となりそれぞれが目標を持ち、 常に新しい情報・技術を習得し、質の高い画像の提供に日々努力しております。

 当室への疑問・要望がございましたら、お気軽に声をかけてください。

 また、当院では遠隔読影システムを 導入しております。

設置機器

  • 一般撮影装置

  • 64列マルチスライスCT装置

  • 1.5テスラMRI装置

  • X線透視装置

  • ポータブル撮影装置

  • 血管撮影装置

  • パノラマ撮影装置

  • 外科用イメージ装置

  • 骨密度測定装置

施設・設備

一般撮影室

一般撮影室

 X線を使って胸部・腹部・頭部・脊椎・四肢など体のいろいろな部分を撮影します。

 撮影部位によっては身に着けている金属類・貼り薬などを外していただく場合や検査着に着替えていただくことがあります。

 当院では、フラットパネル(FFP)・CR装置を採用しています。

 この装置の導入により、被ばく量の軽減と常に安定した画像が得られるようになりました。

ポータブル撮影装置

ポータブル撮影装置

 ポータブル撮影装置は回診用です。

 病棟から撮影室に来ることのできない患者さんの撮影をするための装置です。

 病棟の患者さんのベットサイドに行き、撮影します。

CT装置

CT装置

 平成23年9月に導入されたMDCT装置によって、冠動脈(心臓)、大動脈・血管系、胸部、骨格などの幅広い検査に対応し、それらの撮影したデータをもとに3D(3次元)画像や多方向断面画像を作成できるなど、高画質・高精細な画像を提供できるようになりました。

 ほとんど苦痛を伴いませんが、息止めや体を動かさないなどの制約があります。

 また、必要に応じて造影剤を使用する場合があります。

MRI装置

MRI装置

 平成25年2月に強磁場MRI装置(1.5T)に更新しました。

 MRIは、強い磁力と電波を当てることにより、体の中の様子を画像化することができます。

 頭部・脊髄・関節・腹部など様々な部位の検査を行っています。

 MRIで使われる磁力や電波は、人体には影響ありませんが、ペースメーカーをされている方、かなり前に使用された脳動脈クリップなど、体に金属が埋め込まれている方は検査を受けられない場合がありますので、検査前には必ず申し出て下さい。

X線透視装置

X線透視装置

 X線透視検査ではX線を人体に連続的に照射することによりリアルタイム画像を得ることができます。

 単純撮影に比べ被曝量は若干増加しますが、単純撮影では得られない情報を得ることができ、その使用用途は多岐に及びます。
おもに

  • 消化器系(食道・胃・小腸・大腸・胆道系)
  • 泌尿器系(腎臓・膀胱・尿道)
  • 整形外科系(脊髄・骨折整復)

の検査を行います。

骨密度測定

 骨粗鬆症の診断や治療の経過観察に有用とされています。

 この装置では、前腕で測定を行います。

 2種類のエネルギーピークを持ったX線を測定箇所の骨に照射し、透過するエネルギーの減衰から骨塩量を測定するDEXA法(Dual Energy X-ray Absorptiometry)で行うことで精度の高い足底が可能となっています。

外科用イメージ

 おもに整形外科領域(人工関節・骨折など)の手術時に利用されます。

 手術中、瞬時にX線画像を確認できることにより安全に手術を進めていくことができます。

血管撮影装置

血管撮影装置

 血管撮影検査はAngio撮影(アンギオ撮影)とも呼ばれています。

 血管撮影検査は足の付け根(大腿動脈)、肘(上腕動脈)、手首(橈骨動脈)などの動脈から細い管(カテーテル)を挿入して行います。

 透視画像(X線)を見ながら目的の血管までカテーテルを進めていき、造影剤を注入して撮影することで、血管の走行や状態、腫瘍の染まりなどを検査します。

パノラマ撮影装置

パノラマ撮影装置
  • オルソパノラマ撮影

 顎とおでこを固定した状態で、顔の周りを機械が回りながら歯の撮影をします。

 歯以外に上顎や下顎の骨の状態、顎関節の観察を行います。

 基本的に立った状態で撮影しますが、困難な方にも対応いたしますので申し出てください。

  • セファロ撮影

  規格撮影ともよばれ、画像が毎回同じになるように頭や顎を固定した状態で撮影します。

 矯正治療などの経過観察に用いられ、上下顎の形状や大きさ、歯の向きなどを調べ、治療に役立てます。

 オルソパノラマ撮影と同じ装置で撮影します。

技師長あいさつ

 久美浜病院技術部放射線室のホームページをご覧いただきありがとうございます。

 診療放射線技師は機器を扱うイメージがありますが、当院では機器を扱う以前に患者さまに寄り添い支えることをテーマに日々の業務を行っています。

 安全であることはもちろん安心な医療を提供するため挨拶と説明を大切にしております。

 さらに24時間必要な時にいつも同じクオリティーの検査が行えるように医療機器の安全と性能維持に努め、最適化された線量で診断等に必要な検査結果の提供を行っています。

 これからも一人ひとりが更なる自己研鑽に励み、放射線のプロとしてチーム医療に貢献し質の高い医療の提供はもとより、社会に貢献できるよう努力してまいります。

                     放射線技師長 村岡 康明

この記事に関するお問い合わせ先

京丹後市立久美浜病院 事務部 管理課
〒629-3403
京都府京丹後市久美浜町161番地
電話番号:0772-82-1500 ファックス:0772-82-1504
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更新日:2023年06月26日