特定健診で、メタボチェックを

メタボリックシンドローム(以下「メタボ」)とは、内臓脂肪型肥満に加えて、高血糖、高血圧、脂質異常のうち、いずれか2 つ以上を併せ持った状態(内臓脂肪症候群)をいいます。特定健診は、メタボの予防や改善を目的に、40 歳~74 歳の市国民健康保険加入者の方に実施しています。
今回は、平成22年度の特定健診の結果から、皆さんの生活習慣を見直すポイントを紹介します。

メタボは、心臓病や脳卒中の原因に

メタボになるということは、肥満に加えて糖尿病、高血圧などの症状を併せ持つことになります。そのため、動脈硬化が促進され、心臓病や脳卒中といった命にかかわる病気を引き起こす原因となります。

市内の10.4%の方がメタボ

京丹後市のメタボ該当者の割合は、平成22 年度で10.4%(グラフ(1))。性別で見ると、女性が約5%、男性が約17%となっており、男性が女性よりも3倍以上多いことが分かります(グラフ(2))。
また、健診結果から、メタボ該当者は45歳以降で急増し、年齢が高くなるにつれて多くなっています。
特に男性は、40歳を過ぎる頃から生活習慣を見直し、メタボ予防を始めましょう。

年齢別のメタボリックシンドローム該当者のグラフ

グラフ(1)

性別別のメタボリックシンドローム該当者のグラフ

グラフ(2)

予防のためには運動と食事のバランスが大切

メタボを予防するためには、運動と食事のバランスを取り、内臓脂肪の溜まりやすい生活習慣を見直すことが大切です。
特定健診の際に行った生活習慣問診票によると、京丹後市では、運動に関しては「日常生活で歩行程度の身体活動を1時間以上実施している」と答えた方が多いものの、食事に関しては、「人と比べて食べる速度が速い」「就寝前2 時間以内に夕食を食べる」「朝食を抜く」と答えた方が多いという結果になりました。
そこで、食事の取り方について、3つの改善策を紹介します。

(1)「食べる速度が速い」人の改善策

食べる速度が速いと、満腹感を感じる前にたくさんの量を食べてしまいます。また、血糖値が急激に上がってしまい糖尿病の原因になります。
野菜料理など噛みごたえのあるものを先に食べる、一口ごとに20 回噛むなど、食べ方の工夫をしましょう。

(2)「就寝前2 時間以内に夕食を食べる」人の改善策

遅い夕食や就寝前の食事は、中性脂肪として蓄えられやすくなります。また、朝の血糖値が高くなり糖尿病の原因にもなります。
夕食は就寝の2 ~ 3 時間前までに済ませましょう。食事が終わったら早めに食器を片付け、近くに食べ物を置かないようにしましょう。夜、お腹がすくようなら、温かいお茶などを飲んで、空腹感をまぎらわせましょう。

(3)「朝食を抜く」人の改善策

体重を減らすため、食事回数を減らす方がいます。朝食は睡眠中に低下した身体活動の活発化や、脳のエネルギー源として必要です。朝食を抜くと、脳や身体が目覚めないだけでなく、食事と食事の時間が空きすぎるため、栄養を吸収しやすく、返って太りやすくなります。 朝食は、しっかり取りましょう。

特定健診の申し込みを受け付けています

平成24 年度特定健診の申し込みを受け付けています。

皆さんも、ぜひ検診を受けて、生活習慣を見直すきっかけにしましょう。

お問合せ・ご相談は、健康推進課(電話番号69-0350)

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健康長寿福祉部 健康推進課
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更新日:2018年03月27日