生活リズムを見直して快適な睡眠を

人生の3分の1を占める睡眠は、健康な生活を送るために重要な役割を担っています。
睡眠不足が続くと、仕事や学習の能率が低下するほか、交通事故のリスクが高まります。さらに、生活習慣病やメタボリックシンドローム、うつ病など、心身の病気を引き起こす原因にもなります。今回は、快適な睡眠をとるためのポイントを紹介します。

睡眠の役割

睡眠は脳が休息するための大切な時間であり、記憶を整理したり、免疫力を高めたりする役割があります。また、睡眠中には成長ホルモンが分泌され、筋肉や骨が成長するほか、体の組織の修復や疲労回復にも効果があります。

不眠が続くときは早めに受診を

2週間以上続く不眠については、ストレス、心や体の病気など個別の原因に応じた対処が必要です。まずは病院の精神科などを受診し、症状をしっかり伝えて適切な治療を受けましょう。

あなたの睡眠は大丈夫?快眠のための生活習慣!10カ条

(1)毎日同じ時間に起床

体内時計を正しく働かせるために、毎日同じ時間に寝起きする習慣をつけましょう。

(2)朝の光を浴びる

私たちの体内時計は、太陽の光によって正しく調整されます。朝起きたらまず外の光を室内に取り入れ、太陽の光を浴びて体内時計をリセットしましょう。

(3)朝食をしっかり食べる

朝食をしっかり噛んで食べることで体温が上昇し、脳と体がすっきり目覚めます。

(4)適度な運動をする

適度な運動をすることで、夜眠りやすくなります。ウォーキングなど少し汗ばむ程度の運動をしましょう。

(5)夜は強い光を避けて、寝室環境を整える

睡眠ホルモンのメラトニンは暗くなると分泌し始めます。寝つきをよくするため、夜になったら部屋の明かりを少し暗くして、テレビやパソコン、携帯電話などの操作は控えましょう。

(6)お風呂はぬるめに、ゆっくりとつかる

39℃から41℃ぐらいのぬるめのお風呂は気分をリラックスさせます。熱いお風呂がいいという場合は、眠る3時間前までに入りましょう。

(7)30分までの短い昼寝で眠気を解消する

短い昼寝は眠気や脳の疲労を解消するだけでなく、認知症の予防にも効果があります。長い昼寝はかえってぼんやりしてしまうほか、認知症発症の可能性が高くなるため注意が必要です。

(8)夕方以降はカフェインの摂取を控える

カフェイン(コーヒー、紅茶、緑茶、チョコレートなど)は脳を覚醒させる働きがあります。寝る3時間前は摂取を控えるようにしましょう。

(9)寝床で悩み事をしない

疲れている時に悩んでも良い考えは浮かびにくく、不眠につながります。

(10)寝る前にお酒を飲まない

お酒を飲むと寝つきは良くなりますが、眠りが浅くなり夜中に目覚める原因となります。また、長く続けると同じ量では寝付けなくなるため量が増加し、過剰摂取によるさまざまな問題が起こりやすくなるため注意が必要です。

出前講座「睡眠と健康」

健康推進課では、睡眠と健康についての出前講座を実施しています。地区や団体の会合、サロン活動などでご活用ください。

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更新日:2018年03月27日