意識的に野菜を食べるよう心掛けましょう

野菜

野菜には、ビタミンやミネラル、食物繊維など健康維持のために大切な栄養素が豊富に含まれており、生活習慣病や肥満の予防につながります。毎日の食事できちんと野菜が取れるように意識しましょう。

1日に必要な野菜の量は350グラム以上

野菜の摂取グラフ

平成26年国民健康・栄養調査より

厚生労働省が推進する健康づくり運動「健康日本21(第二次)」では、野菜を1 日350グラム以上取ることを目標としています。

右の棒グラフは、年齢別に野菜の摂取量をまとめたものです。ここから、成人の全ての年代で目標量を下回っていることが分かります。野菜が健康に良いことは知っていても、意識しなければなかなか十分に食べることができないのではないでしょうか。

野菜はさまざまな病気を予防します

野菜は以下の働きを持っています。 

丈夫な体をつくる

野菜に含まれるビタミンCはコラーゲンの生成を促す働きがあり、皮膚や骨、血管、筋肉を強化し健康で丈夫な体をつくります。また、ストレスに対抗する作用もあります。

糖尿病や高脂血症、肥満などの予防

野菜の摂取量を増やすことで満腹感が得られます。野菜はカロリーが低いため、肥満や糖尿病の予防に役立ちます。さらに、野菜に含まれる食物繊維は、糖質や脂質の吸収を抑制する働きがあります。食事の初めに野菜から食べることで、その効果が大きくなります。

高血圧予防

ナトリウムを体外に排泄する働きのあるカリウムが豊富に含まれ、血圧の上昇を防ぎ、脳卒中や心臓病など循環器病の予防に効果があります。

骨粗しょう症予防

色の濃い野菜(小松菜、水菜、春菊、チンゲン菜、大根、かぶの葉など)には骨粗しょう症を予防するカルシウムが含まれています。

抗酸化作用

野菜に含まれるβ―カロテンやリコピン、ビタミンC、Eなどは、血管や細胞を傷つけたり、老化の原因といわれたりする「活性酸素」を除去する働きがあります。

たくさん食べられるように工夫しましょう

  • 加熱して野菜のかさを減らして食べましょう。1食で食べる野菜の量は、生野菜なら両手に軽く山盛り1杯で、加熱すると片手に1杯になります。
  • 電子レンジを活用すれば野菜の下処理が簡単になり、手間いらずです。
  • 市販の冷凍野菜も上手に使いましょう。
  • 外食やおにぎり、サンドイッチには野菜料理を1皿加えましょう。

【補足】野菜ジュースは野菜の代わりにはならないので、野菜が食べられないときの補助的な利用にとどめましょう。

350グラムは野菜料理5皿分

野菜70グラム相当の料理を「1皿分」に置き換え、大皿の野菜料理は「2皿分」と考えます。1日5皿分以上(70グラム×5=350グラム)食べているか数えてみましょう。

  • 青菜のおひたし(小鉢1つ)・・・1皿分
  • 野菜サラダ(1皿)・・・1皿分
  • かぼちゃの煮物(1鉢)・・・1皿分
  • 野菜炒めなど大皿料理(1人前)・・・2皿分
  • 具だくさん野菜カレー(1人前)・・・2皿分

「野菜1日350グラム以上食べる」という目標とともに、ご飯や肉、魚などバランスよく食べることも大切です。

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更新日:2018年12月27日