総合検診は生活習慣病予防の第一歩

人生八十年、九十年の時代。誰もがいつまでも健康で自分らしい生活を送りたいと願っています。

将来、認知症や寝たきりにならないためには、元気なうちから体のメンテナンスを心掛け、病気にならないように健康管理をすることが重要です。市では、疾病の早期発見・予防に役立ててもらうために、総合検診を実施しています。総合検診は全て無料です。年に1回は総合検診を受け健康管理の第一歩にしてください。

増加する生活習慣病

血糖値、男性61.6%、女性65.7%。血圧、男性51.2%、女性39.9%。脂質、男性47.5%、女性58.7%

【図1】特定健診における指導・治療が必要な方の割合(平成27年度・京丹後市)

糖尿病、高血圧症、高脂血症などの生活習慣病は、自覚症状がほとんどないため、放っておくと知らず知らずのうちに重症化し、脳卒中や心筋梗塞、糖尿病の合併症(失明や人工透析など)、認知症などの重大な疾病を引き起こします。

食生活やライフスタイルの変化や運動不足、ストレスなどから、生活習慣病と診断される方は年々増加しており、健康や身体のことを意識せずに生活していると、誰もが生活習慣病になる可能性が高い時代になっているといえます。

市で実施した総合検診の結果では、特定健診において、治療や指導が必要な方は、【図1】のように高い割合を示しています。

かさむ医療費

病気になると生じる医療費も大きな問題です。

京丹後市の40 歳から74 歳の京丹後市国民健康保険加入者における、生活習慣病にかかる外来医療費は、市全体の外来医療費の実に72.1パーセントを占めています【図2】。また、一人当たりの年間医療費を見てみると、健診を受けた方と受けなかった方で年間12,000 円を超える大きな差が生じており【図3】、健診未受診者は多くの医療費を負担しなければならない状況になっています。

生活習慣病にかかる医療費72.1%、その他の医療費27.9%

【図2】生活習慣病にかかる外来医療費の割合

検診受診者、1452人。検診未受診者、13643人

【図3】一人当たりの年間外来医療費

総合検診は健康管理の第一歩

市では、一人でも多くの方が検診を受けられるよう、全て無料で、健康診査と特定健診、がん検診を同時に受けることができる総合検診とし、がん検診は日曜日にも実施しています。しかし目標の受診率50パーセントには達していない状況です。

忙しい、面倒だからと敬遠せずに、総合検診を受け、健康管理の第一歩にしてください。

総合検診の申し込みを

総合検診は、市のお知らせやホームページで日程を紹介しています。

申し込みは各戸に郵送します申込用紙に記入し、健康推進課、または各市民局へ提出してください。

保健師・栄養士がサポートします

市では、検診後の結果報告会で、保健師や栄養士が個別に検診結果をお返しし、生活習慣の改善が必要な方には改善方法を分かりやすくアドバイスしています。

毎月実施している健康相談日、栄養相談日も利用して下さい。

この記事に関するお問い合わせ先

健康長寿福祉部 健康推進課
〒627-0012
京都府京丹後市峰山町杉谷691番地(福祉事務所)
電話番号:0772-69-0350 ファックス:0772-62-1156
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更新日:2019年01月08日