総合検診の結果を健康づくりに生かしましょう!

健康診査、特定健康診査を受けられた方へ

生活習慣病は、バランスの取れた食生活、適度な運動習慣により予防可能です。
検診結果をあなたの健康づくりに生かしましょう。

主な検査項目と基準値一覧

「健康診査」または「特定健康診査」を受けていただくと、次の項目について調べることができます。定期的に健康診査を受けて、変化を比べる習慣をつけましょう。

検査項目 参考基準値 この検査でわかること 気になる
病気
BMI 18.5~24.9 BMIは体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で求められます。18.5未満はやせ、25.0以上は肥満と判定されます。 肥満
腹囲 男性
85.0cm未満
女性
90.0cm未満
内臓脂肪の蓄積を調べます。体重が適正でも、内臓脂肪が過剰にたまるとさまざまな生活習慣病になる恐れがあります。 肥満
血圧 収縮期
129mmHg以下 拡張期
84mmHg以下
血圧は心臓が収縮または拡張した時に血管壁にあたる血流の強さを表しています。循環器(心臓、血管)の異常のほか腎臓・内分泌・代謝系の異常を知る手がかりとなります。自覚症状がなくても数値が高い場合は受診が必要です。 高血圧
尿蛋白 (-) 腎臓などに異常がある場合、尿にたんぱくがもれ出てきます。 腎臓病
クレアチニン 男性:0.61~1.04mg/dl
女性:0.47~0.79mg/dl
腎臓の機能を調べる検査で、値が高いと腎臓の働きが悪いことを示します。

腎臓病

eGFR 60.0ml/min以上 腎臓の機能を調べる検査で、クレアチニン値・性別・年齢から割り出されます。値が低いほど腎臓の働きが悪いことを示します。

腎臓病

尿酸 男性:3.7~7.0mg/dl
女性:2.5~7.0mg/dl
尿酸の産生・排泄のバランスを調べます。高値の場合は高尿酸血症が疑われ、痛風や尿路結石の原因となります。 高尿酸血症
塩分摂取量 男性:7.5g未満
女性:6.5g未満
1日に食事から摂取した食塩の量を調べます。
※基準値ではなく、目標値です。高血圧症の方は6g未満が目標とされています。
 
空腹時血糖 60~99mg/dl 空腹時に測定する検査です。高い場合、糖尿病をはじめ、膵臓、肝臓の病気も疑われます。 糖尿病
HbA1cヘモグロビンエーワンシ―
(NGSP)
4.9~5.5% 過去1~2か月間の血糖の平均値がわかります。高値の場合は、糖尿病の疑いがあります。

糖尿病

尿糖 (-) 糖尿病などで血糖値が高くなりすぎると、尿に糖がもれ出てきます。

糖尿病

中性脂肪 50~149mg/dl 食べ過ぎや飲み過ぎなどで高くなり、肥満の原因になります。悪玉コレステロールを増やし動脈硬化を進めることにつながるため、注意が必要です。

脂質異常症

HDLコレステロール 40mg/dl以上 別名「善玉コレステロール」。血管にたまった悪玉コレステロールを肝臓に持ち帰る働きがあります。

脂質異常症

LDLコレステロール 119mg/dl以下 別名「悪玉コレステロール」。血管の壁に蓄積し、動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こします。

脂質異常症

AST(GOT) 30U/l以下 肝細胞に多く含まれる酵素で、肝臓に障害が起こると血液中に流れ出し値が高くなります。また、AST(GOT)は心筋にも多く含まれる酵素で、高値の場合には心臓の病気も疑われます。 肝臓病
ALT(GPT) 30U/l以下 肝細胞に多く含まれる酵素で、肝臓に障害が起こると血液中に流れ出し値が高くなります。

肝臓病

γガンマ-GTP 50U/l以下 肝細胞に多く含まれる酵素で、肝臓に障害が起こると血液中に流れ出し値が高くなります。特に「γ‐GTP」はアルコールによる肝障害で数値が高くなります。

肝臓病

アルブミン 3.8~5.2mg/dl以下 栄養状態や肝障害の有無を調べます。

肝臓病

赤血球

男性:427~570(×104/μL)

女性:376~500(×104/μL)

赤血球は肺で取り入れた酸素を全身に運び、不要となった二酸化炭素を回収して肺に送る役目があります。高値は多血症、低値は貧血の疑いがあります。 貧血
血色素 (ヘモグロビン) 男性:13.1~17.6g/dl以下
女性:12.1~15.2g/dl以下
ヘモグロビンは赤血球の中の物質で酸素を運ぶ働きをしています。低値は鉄欠乏性貧血の疑いがあります。 貧血
ヘマトクリット 男性:39.8~51.8%
女性:33.4~44.9%
ヘマトクリットは血液全体に占める赤血球の割合を表します。低値は貧血の疑いがあります。 貧血

※基準値は市の健康診査の結果に準じています

AさんとBさんの中性脂肪値、心配なのはどっち?

Aさん
前々年:140mg/dl
前年:142mg/dl
今年:145mg/dl

Bさん
前々年:50mg/dl
前年:55mg/dl
今年:110mg/dl

  • AさんもBさんも基準値の範囲内。一見、値の高いAさんのほうが問題があるように思えますが、Bさんの今年の値は前年に比べて倍に増えています。Bさんの体になんらかの変化が起きていると考えられます。
  • 早い段階であれば、生活習慣を改善することで症状を改善できる病気も数多くあります。健康診査を受けたままにせず、今後の生活に生かすことが大切です。

がん検診を受けられた方へ

  • がん検診を受けられた方には、各検診の説明文「がん検診を受けられた方へ」(PDFファイル:401.7KB)を結果と一緒にお返しします。受けられた検診の説明文をよくお読みください。
  • 精密検査の対象となった方には、主治医様宛の紹介状を封筒に入れてお渡ししています。また、精密検査を行っている医療機関についても掲載しています。

精密検査が必要な方は、自己判断せず、必ず医療機関で精密検査を受けましょう!

  • 病気の種類によっては、検診で早期に見つけることが困難な場合もあります。検診で異常がなくても、症状がある場合は早めに医療機関を受診しましょう。
  • 検診結果について、わからないことがある場合は、健康推進課にお問い合わせください。
この記事に関するお問い合わせ先

健康長寿福祉部 健康推進課
〒627-0012
京都府京丹後市峰山町杉谷691番地(福祉事務所)
電話番号:0772-69-0350 ファックス:0772-62-1156
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更新日:2020年06月08日