メタボリックシンドロームについて(基礎知識編)

メタボリックシンドロームとは?

糖尿病、脳卒中、心筋梗塞、高脂血症などに代表される生活習慣病は、個々の原因で発症するというよりも、肥満、特に内臓に脂肪が蓄積した肥満が原因であると考えられています。このように、内臓脂肪蓄積により、複数の生活習慣病を併せ持った状態のことをメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)とよんでいます。「メタボリック」は「代謝」の意味で、代謝異常が起きていることを示します。
逆に考えると、内臓脂肪を蓄積させなければ、「将来発症しうる生活習慣病の予防が可能」ということにもなります。

メタボリックシンドロームの診断基準

メタボリックシンドロームの診断基準のイラスト
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肥満の2つのタイプ

肥満は、脂肪のつく場所により、2つのタイプに分けられます。

(イラスト)内臓脂肪型肥満(リンゴ型肥満)「メタボリックシンドロームのもとになる危険な肥満!」

内臓脂肪型肥満
(リンゴ型肥満)

主に中高年の男性に多く、お腹の内臓のまわりに脂肪がたまる。

(イラスト)皮下脂肪型肥満(洋ナシ型肥満)

皮下脂肪型肥満
(洋ナシ型肥満)

主に女性に多く、おしりや太ももの皮膚の下にある組織に脂肪がたまる。

内臓脂肪がたまる要因

内臓脂肪がたまる主な要因は、摂取エネルギー(IN)と消費エネルギー(OUT)のバランスの崩れ、すなわち「食べすぎ」と「運動不足」にあります。また、ストレスは、食べすぎを招きやすいため極力避けたいものです。そのほかの要因には、加齢、性別(男性のほうが女性よりも内臓脂肪がたまりやすい)などがあります。

主な要因

  • 食べすぎ
  • 運動不足
  • アルコールの飲みすぎ
  • 喫煙
  • 閉経
  • ストレス
  • 加齢
  • 遺伝的素因

など

内臓脂肪がたまる生活習慣とは

生活習慣の設問
設問 はい いいえ
20歳のときの体重から10キログラム以上増加している。
1回30分以上の軽く汗をかく運動を週2日以上、1年以上実施していない。
日常生活において歩行または同等の身体活動を1日1時間以上実施していない。
同世代の同性と比較して歩く速度が遅い。
この1年間で体重の増減が±3キログラム以上あった。
早食い・ドカ食い・ながら食いが多い。
就寝前の2時間以内に夕食をとることが週に3回以上ある。
夜食や間食が多い。
朝食を抜くことが多い。
ほぼ毎日アルコール飲料を飲む。
現在、たばこを習慣的に吸っている。
※「現在、習慣的に喫煙している者」とは、「これまで合計100本以上、または6カ月以上吸っている者」であり、最近1カ月間も毎日、またはときどき吸っている者
睡眠で休養が得られていない。

※「はい」と答えた項目が多いほど、メタボリックシンドロームになりやすい生活習慣を送っています。

厚生労働省ホームページ メタボリックシンドロームを予防しよう!より

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更新日:2018年03月27日