今年もアユ釣りが解禁!~上宇川漁協・野間漁協~
天然アユが遡上する清流・宇川(野間川)でアユ釣り盛ん
―第46話 今年もアユ釣りが始まりました―
今年も「アユ釣り」のシーズンが始まりました。丹後町宇川流域及び弥栄町野間川流域では、それぞれ6月23日、7月6日にアユ釣りが解禁されています。
市内外から愛好家たちがアユ釣りを楽しんでおられると耳にして、7月27日の朝、宇川流域を偵察。
この日は快晴。ただ、2日前の大雨の影響で水はやや濁り気味で決して良いとはいえないコンディションでしたが、数名の釣り人が釣りを楽しんでおられました。
【宇川でアユ釣りをする釣り人】
丹後町遠下付近で、強い日差しの中、竹で編んだ三角の笠帽子で釣りをする市内在住の男性にお話を聞くことができました。
アユ釣り歴40年で、若いころは近畿圏のあちこちの川でアユ釣りを楽しんだとのことで、この宇川では、2、3時間で70匹以上のアユを釣ったこともあるそう。最近は主に宇川でアユ釣りをしていて、今シーズンの釣り始めとのこと。
男性は手際よく針先におとりアユを付け、釣りスタート。
釣り始めて間もなく早くも1匹目をゲット!釣りあげたアユを見せていただく。
サイズは18センチくらい。胸ビレ近くに2つの黄色い「追い星」がくっきり。天然アユの証拠だという。
【釣り上げた天然アユ(手前)】
おとりアユを今釣ったアユに付け替えて二投目。なんと!竿をおろした瞬間2匹目ゲット。あまりの速さに写真撮影間に合わず...2匹目は約20センチ。
釣り初めに幸先の良いスタートを切った男性は、「これからさらにサイズが大きくなっていくので楽しみ。大物がかかった時の引きの感触は格別」と話されていました。
アユの遊漁について
1.丹後町小脇から下流【上宇川漁業協同組合】
○遊漁期間:6月23日~9月30日(月曜日)(中瀬橋から下流河口は9月19日(木曜日)まで)
○遊漁料:年券:10,000円/日券:5,000円(8月6日から2,500円、女性、中学生の遊漁料は各料金の半額)/おとりアユ:600円/1尾
○問い合わせ先:上宇川漁業協同組合(電話0772-76-0648)
2.丹後町小脇から上流【野間漁業協同組合】
○遊漁期間:7月6日~9月30日(月曜日)
○遊漁料:年券:10,000円/日券:5,000円(解禁1週間後から3,000円)/おとりアユ600円/1尾
○問い合わせ先:野間漁業協同組合(電話0772-66-0002)
(注)京都府内水面漁業調整規則ならびに漁業協同組合の遊漁規則を守って遊漁をしてください。なお、詳しいことは上記漁業協同組合へ問い合わせ、もしくは京都府内水面漁業協同組合連合会のホームページをご覧ください。
京都府内水面漁業協同組合連合会HP http://kyoto.naisuimen.jp/
「守り育てる漁業」~稚アユの放流 漁業協同組合の取組~
京丹後市を流れる「宇川」は、古くから天然アユの遡上が多くみられるアユの川として知られていて、京都大学のアユ生態調査河川にも選ばれ長年調査などが行われてきました。
【清流宇川】
残念ながら天然アユの遡上は年々減少傾向にあることから、漁協では、アユの確保・増殖をはかるためさまざまな取組を行っています。
その一つが「稚アユの放流」。毎年アユ釣り解禁を控えた4月~5月に、上宇川漁業協同組合及び野間漁業協同組合によって放流活動が行われています。今年も約3万匹の稚アユが放流されました。
【漁協組合員による放流】
【地元園児による放流】
さらに今年は、2つの漁協と地元区や学識経験者等で構成する「宇川のアユを増やす会」を設立。
漁協組合員や地域住民、大学生などが協力して河川清掃を行ったり、定期的にアユを捕獲してデータ測定・分析したり、下流で捕獲したアユを上流へ移転させるなど、地域一丸となって宇川のアユを守り育てる新たな取組が始まっています。
【やなを設置しアユを捕獲】
【関係者による河川清掃の様子】
地域で大切に守り育てている「宇川のアユ」。アユ釣り体験してみませんか!
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農林水産部 海業水産課
〒629-2501
京都府京丹後市大宮町口大野226番地(大宮庁舎)
電話番号:0772-69-0460 ファックス:0772-64-5660
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更新日:2024年08月02日