気候変動対策の取り組みについて

出典:気候変動適応情報プラットフォーム

気候変動対策とは

地球温暖化による気候変動の影響は、集中豪雨や土砂災害などですでに現れており、今後様々な分野に拡大するとみられています。それらに対応するためには温室効果ガスの排出量を減らす「緩和」と地球温暖化の影響に備えて、被害・災害から人々の暮らしやまち、自然などを守る「適応」という2つの対策が必要になります。

 

【緩和】

・節電や省エネ

・再生可能エネルギーの活用

・森林整備を促進

・エコカー・エコドライブ など

 

【適応】

・熱中症の予防に備える

・災害や非常時を想定する

・生活スタイルを変える

・環境に適した農作物の開発や栽培 など

 

「緩和策」の効果が現れるには長い時間がかかり、最大限の排出削減努力をしても、これまでに排出された温室効果ガスの大気中への蓄積があるため、ある程度の気候変動は避けられません。

また、「適応策」だけですべての気候変動の影響を低減させるのも難しいと言われています。

そのため、変化する気候の中では、「緩和策」「適応策」を同時に行っていくことが重要になります。

 

「緩和策」の取り組み例

家庭等で気軽にできる「緩和策」としては、「省エネや節電」が挙げられます。

具体的な取り組み例を紹介しますので、無理のない範囲で実践してみてください。

具体的な取り組み例

〇エアコン

【夏】

・室内の冷やしすぎに注意し、無理のない範囲で室内温度を下げましょう。

・日中はすだれやカーテンなどで窓からの日差しを和らげましょう。

【冬】

・厚手のカーテンで暖気を逃さないようにしましょう。

・扇風機で部屋の上部の暖気を循環させましょう。

【夏冬共通】

・定期的にフィルターを掃除し、エネルギー効率を高めましょう。

 

〇照明

【夏冬共通】

・支障のない範囲で部屋の明るさを下げましょう。

・不要な照明は消すよう心がけましょう。

 

〇テレビ

【夏冬共通】

・省エネモードに設定して、画面の輝度を下げましょう。

・見ていないときは消しましょう。

 

〇冷蔵庫

【夏冬共通】

・食品の傷みに注意しつつ、適度な温度設定を心がけましょう。

・扉を開ける時間を減らし、無駄な開閉を控えましょう。

 

〇洗濯機

【夏冬共通】

・洗濯は、容量の8割以上を目安にまとめ洗いしましょう。

 

〇こたつ

【冬】

・上掛け等を活用し、暖気を逃さないようにしましょう。

 

〇電気カーペット

【冬】

・下に断熱マットを敷きましょう。

・暖房面積を半分にしましょう。

「適応策」の取り組み例

峰山庁舎に設置していた緑のカーテン(令和4年9月)

峰山庁舎に設置していた緑のカーテン(令和4年8月)

家庭等で気軽にできる「適応策」の1つとして、「緑のカーテン」があります。

緑のカーテンは窓から入る日差しを遮るなど家庭等で気軽に取り組むことができる省エネ・節電・温暖化対策を同時に実践する「適応策」として広く取り組まれています。

京丹後市においても昨年5月に「緑のカーテンいっぱいプロジェクト」を実施しており、普及啓発に取り組んでいます。

興味を持った方は、ぜひ緑のカーテン作りに挑戦してみてください。

京丹後市における気候変動対策の取り組み

京丹後市では、2020年12月に「2050年ゼロカーボンシティ」を宣言し、2050年までに本市の二酸化炭素排出量の実質ゼロの実現へ向けて取り組みを進めることとしています。

「ゼロカーボンシティ」を実現するために市では、令和4年7月に「京丹後市脱炭素ロードマップ」を策定しました。

このロードマップは、2050年までの基本的な方向性と中間目標地点である2030年に向けた重点的かつ先導的な取り組み例を示すものです。

市では今後も、脱炭素社会の実現に向けた取り組み・啓発を推進していきます。

この記事に関するお問い合わせ先

市民環境部 生活環境課
〒627-8567
京都府京丹後市峰山町杉谷889番地(峰山庁舎)
電話番号:0772-69-0240 ファックス:0772-62-6716
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更新日:2023年01月10日