「新緑のブナ林観察会」を開催しました!
6月1日内山ブナハウス周辺で新緑のブナ林観察会を開催しました。
当初5月25日に予定していた観察会でしたが、雨天のため延期となり、6月1日は少人数での観察会となりました。当日は早朝まで小雨が降りましたが、気温はあまり低くなく、幻想的な霧のブナ林を楽しむことができました。日本海側にだけ自生している希少なタジマタムラソウ、葉緑素をもたない真っ白なギンリョウソウ、フォークとスプーンのような異なる形の葉が面白いダンコウバイ、ごはんに炊き込んで食べられていたというリョウブなどを観察することができました。また、内山集落の暮らしについて講師から解説があり、森は資源の宝庫であり、身近な存在であることを感じることができました。
講師からは「森の働き」についても解説がありました。
森は二酸化炭素を吸収するほか、雨水を蓄えて洪水を防ぎ、水質を浄化する働きをしており「緑のダム」とも言われています。なかでも、豊富な腐葉土に覆われたブナ林は、保水力に優れています。参加者には観察会が終わった後も知識を深めていただけるよう、「森と環境」「生物多様性」等の冊子をお配りしました。
参加者からは「ガイドの説明が丁寧でとても勉強になった」「大自然にふれることができた」「初めて見る植物ばかりで楽しめた」等の感想が寄せられました。

ギンリョウソウ

リョウブ

タジマタムラソウ

ダンコウバイ

ブナの実

ガイドの話に聞き入る参加者たち

大ブナ
こちらの観察会は終了しました。

■ブナ林観察会とは
京丹後市大宮町から宮津市にかけて広がる地域には、貴重な「ブナ」の自然林があり、豊富な植物や動物が生育・生息しやすい環境が整っています。
新緑のブナ林を知識豊富なガイドとともに散策しませんか。
皆さんのご参加をお待ちしています。
■事業内容
◎日付 令和7年5月25日(日曜日)
※悪天候の場合は、6月1日(日曜日)に順延します。
(当日の流れ) 9時15分受付開始
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9時30分 開会式
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10時 内山ブナハウス出発~高山頂上~ブナハウスへ帰着
↓
15時閉会・解散(予定)
◎場所 内山ブナハウス周辺のブナ林
※当日の集合場所は小町公園(大宮町五十河302番地)
◎対象者 小学4年生以上の方
◎定員 先着20名
※悪天候により順延とする場合は、当日午前7時の時点で判断し、参加者(団体の場合は代表者)様へ電話にて連絡します。
※万一事故やケガ等が発生した場合は、市加入保険の範囲内で対応します。
■参加費
無料
■持参物
弁当、水筒、敷物、筆記具、帽子、手袋、タオル
※歩きやすい服装(長袖・長ズボン)、運動靴、必要に応じて虫よけ対策、雨具等
■申込みについて
■つなげよう、支えよう森里川海プロジェクト
環境省は平成26年12月「つなげよう、支えよう森里川海」と銘打って、省内にプロェクジェクトチームを立ち上げました。「つなげよう、支えよう森里川海」という名には、「森里川海を保全し、それぞれをつなげる」という意味が込められていますが、 「森里川海」だけではなく、それらに関わる「人」もつなげていくことが大切です。
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市民環境部 生活環境課
〒627-8567
京都府京丹後市峰山町杉谷889番地(峰山庁舎)
電話番号:0772-69-0240 ファックス:0772-62-6716
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更新日:2025年06月09日