フットケア

フットケア -足元の健康を振り返りましょう-

足は私たちの全体重を支え、体のバランスをとるのにとても重要な役割を果たします。高齢者のかたの転倒予防には、足そのもののトラブルを避けることも大切です。
足に合わない靴を履くことでできやすい「タコ・ウオノメ」、「外反母趾(がいはんぼし)」、足や爪の手入れが不十分で起こりやすい「まき爪」などが、外出を遠ざけ、ひいては筋力低下・閉じこもりの原因になります。毎日のお手入れや工夫で、足元の健康を保ちましょう。

足の観察をしましょう

  • 皮膚が不自然に変色していませんか。打ち身などの原因がない、一部だけ極端に色が変わっているなど、血行障害による皮膚の変色はありませんか。
  • タコやウオノメはありませんか。歩いていて痛みのある場所はありませんか。
  • 爪が厚くなったり、白く濁ったり、割れるなどの症状はありませんか。短く切りすぎて皮膚にくい込んでいませんか。

足をさわりましょう

  • 毎日の入浴時などを利用して、足をほぐしましょう。
  • 足の指と指の間を広げたり、指を前後に動かしたりしてみましょう。また、手の指を足の指の間に入れて、足の裏や足首の裏の筋肉を伸ばしましょう。強くせずに気持ちよい程度で行いましょう。
  • 足の裏にはたくさんのつぼがあります。気持ちよい程度に手の親指で押してみましょう。
足の指を広げましょう

爪の正しい手入れをしましょう

  • 爪の先端の白い部分が1ミリくらい残るように切ります。概ね足の指先と同じ長さにします。ふちを丸く切り落とさずに、まっすぐに切って、ふちにやすりをかけましょう。深爪は巻爪の原因になります。
  • 厚く、白く濁っている爪は、爪白せん症(爪水虫)の場合があります。専門医(皮膚科)の治療を受けることが望ましいので早めに受診しましょう。
白い部分を1ミリくらい残してカット

足にあった靴を選びましょう

  • つま先が柔らかく、一番長い指から0.5~1センチ程度ゆとりがある靴を選びましょう。指が重ならず、靴の中で指が動く程度の幅広の靴が望ましいでしょう。
靴選びのポイントをまとめたイラスト

足を鍛えましょう

  • 足首を回したり、ふくらはぎを伸ばすなど、筋肉のストレッチをしましょう。
  • 普段あまり使わなくなった足の指を鍛えましょう。タオルを足の指でたくし寄せてギャザー(ひだ)をつくったり、新聞紙を球状に丸めたり開いたりします。丸めた新聞紙を足の指でつまんで持ち上げてみましょう。
新聞紙やタオルを、足の指を使ってたくし寄せます

足は体の全体重を支える大切な部分です。しかし、体から一番遠い場所のためか、なかなかこまめにケア(世話)ができない部分です。おっくうがらずに、普段から体操やウォーキング、フットケアを心がけましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

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更新日:2018年03月27日