デジタルミュージアムF10多久神社本殿

多久神社本殿

たくじんじゃほんでん

多久神社本殿の写真

多久神社本殿 京都府指定文化財

多久神社は峰山町丹波小字涌田山に鎮座する。祭神である豊宇賀能売命は『丹後国風土記』にいう比治山の天女とされ、万病を治す酒をつくったことから、明治期まで天酒大明神とも称した。
現在の本殿は文化8年(1811年)に火災に遭った後再建されたと伝わり、文化11年(1814年)には完成したことが擬宝珠銘より判明する。一間社隅木入春日造、こけら葺、建物を彫刻で飾り、軒桁を持ち出して屋根を大きく見せ、正面に唐破風をつける。大工は丹後を中心に活躍した吉岡嘉平で、また細部を飾る彫刻が優れている神社本殿遺構として重要である。

(多久神社所有)

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更新日:2018年03月27日