デジタルミュージアムF38遠處遺跡製鉄工房跡

遠處遺跡製鉄工房跡

えんじょいせきせいてつこうぼうあと

遠處遺跡製鉄工房跡の写真

遠處遺跡製鉄工房跡 京都府指定文化財

遠處遺跡製鉄工房跡(えんじょいせきせいてつこうぼうあと)は、丹後国営農地開発事業に伴い、発掘調査された。本遺跡の近くには、丹後では珍しい鉄製武具や、甲胃形埴輪(かっちゅうがたはにわ)・舟形埴輪など多くの形象埴輪が出土したことで著名なニゴレ古墳がある。遠處遺跡では、須恵器窯跡(すえきかまあと)のほか、木炭窯跡、製鉄炉跡、鍛冶炉跡(かじろあと)、竪穴住居跡、掘立柱建物跡、流路など古墳時代から平安時代に至る各種遺構が、造成予定の丘陵一帯から検出された。特に、古墳時代後期と奈良時代後半の製鉄炉跡、鍛冶炉跡、木炭窯跡等は、古墳時代及び奈良時代の製鉄関係遺跡であるとして注目された。鎌や、刀子、鍔(つば)、鋏具(かこ)、釘など、量的には多くないものの、鉄製品も出土している。「余戸郷□真成田租籾五斗」と記された荷札木簡が出土しており、この地の奈良時代後半の製鉄に関して、国衙等が関与していた可能性を示すものである。

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更新日:2018年03月27日