デジタルミュージアムF47周枳の三番叟・笹ばやし・神楽

周枳の三番叟・笹ばやし・神楽

すきのさんばそう・ささばやし・かぐら

周枳の三番叟・笹ばやし・神楽の様子の写真
周枳の三番叟・笹ばやし・神楽の様子の写真

周枳の三番叟・笹ばやし・神楽 京都府登録・京丹後市指定文化財

大宮町周枳の氏神大宮売神社の秋祭に奉納される芸能である。神輿巡行(みこしじゅんこう)、太刀振などとともに行われる祭礼行事の一つであり、それぞれの組によって伝承される。三番叟(さんばそう)は、舞手三人、大鼓・小鼓六~七人・笛四~五人・カゲ(拍子木)一という大勢の唯子方及び後見役の編成で行われる。舞手は少年で、一番叟は千歳、二番叟は翁、三番叟は揉の段・問答・鈴の段(黒式尉)にあたる次第を舞う。笹ばやしは、腹に締太鼓をつけた太鼓方十余人、シンボシとよぶ新発意役一人と唄方十余人の編成で行われる。いわゆる風流小歌踊の一種で、「弁慶踊」「上様踊」「月待踊」の三曲を伝える。神楽(かぐら)は、荷屋台につけた太鼓と笛の喋子(はやし)で二人立ちの獅子が舞う、太神楽系の獅子舞である、現在「剣の舞」「鈴の舞」「おこり舞」の三曲を伝える。三番叟・笹ばやしとともに三役と呼びならわされる一連の奉納芸であり、民俗芸能として貴重である。

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会事務局 文化財保存活用課
〒629-2501
京都府京丹後市大宮町口大野226番地(大宮庁舎)
電話番号:0772-69-0640 ファックス:0772-68-9061
お問い合わせフォーム

更新日:2018年03月27日