デジタルミュージアムF7竹野神社本殿、斎宮、中門
竹野神社本殿、斎宮、中門
たかのじんじゃほんでん、いつきのみや、ちゅうもん
竹野川の河口近く、史跡神明山古墳の傍らに鎮座する。「延喜式」神名帳に記される竹野郡竹野神社に比定される。通称「斎宮(いつきのみや)」という。社殿は享禄一年(1528年)の火災で焼けたあと仮普請のままであったが、文政十三年(1830年)に再建された。
本殿は規模の大きな一間社流造(いっけんしゃながれづくり)で、身舎正面には双折れ桟唐戸をたて、側面は二間につくる。総体に装飾が抑制された簡素な建物で、妻飾りも台輪上に三斗(みつど)をおいて妻虹梁(つまこうりょう)をうけ、その上に豕叉首(いのこさす)を組む。末社斎宮神社本殿は、本殿とは対照的な小振りな一間社流造であるが賑やかな装飾をもつ。中門は神社の門としては珍らしい向唐門(むかいからもん)で、左右に桟敷舎(さじきしゃ)と神輿庫(みこしこ)を付属する。これらの建物は、間人(たいざ)村や当村の大工により建立された。
(竹野神社所有)
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更新日:2018年03月27日