デジタルミュージアムK3縁城寺木造千手観音立像
縁城寺木造千手観音立像
えんじょうじもくぞうせんじゅかんのんりゅうぞう
発信貴山(はしきさん)縁城寺は、霊亀三年(717年、一説に養老元年)にインドの密教僧善無畏三蔵(ぜんむいさんぞう)がこの地を訪れ、梵天帝釈天(ぼんてん・たいしゃくてん)の化身と称す童子から授けられた観音像を安置したのが始まりで、その後弘法大師によって再興され、永延二年(988年)に一条天皇の勅願所となって堂塔が建立されたと伝えられる。
本尊千手観音菩薩立像は、像高152.4センチメートル、一木造りになる。伏目がちで眼尻の上がった目や、厚い唇のつくりだす表情には平安前期の作風を残しながら、製作は十世紀後半だと推定される。
(縁城寺所有)
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更新日:2018年03月27日