宝林寺銅造飲食器(市指定文化財)

宝林寺銅造飲食器

ほうりんじどうぞうおんじきき

銅造飲食器3口の写真

宝林寺銅造飲食器 三口 京丹後市指定文化財(工芸品)

 鋳銅(ちゅうどう)製の飲食器(おんじきき)三口です。飲食器とは、仏前へ供える供養具(くようぐ)として造られたものです。
 この飲食器三口は、椀状の杯部に脚部が伴う高杯(たかつき)状のもので、杯部外面の銘文の内容や法量から大型一口(写真中央)と小型二口(写真右・左)に大別することができます。
 この飲食器には、三口ともに銘文が刻まれています。銘文からは、室町時代の永禄3(1560)年9月12日神谷寺に藤原宗次という人物が奉納したということが分かります。神谷寺は、もとは同じ久美浜町神谷に所在したお寺ですが、現在は廃寺となっています。。
 永禄3(1560)年銘を有することから、戦国時代の数少ない在銘資料として貴重なものと評価できます。

<銘文>
・大型(写真中央)「丹後国/久美庄/神谷寺/寄進申/宗順渡/之永禄/参庚申/年九月/十二日/藤原/宗次/壬戌歳/敬白」
・小型(写真右)「丹後國熊野郡久美庄神谷寺寄進申永禄参庚申年九月十二日藤原宗次壬戌歳敬白」
・小型(写真左)「丹後国熊野郡久美庄神谷寺寄進申永禄三庚申年九月十二日藤原宗次壬戌歳敬白」

<法量>
・大型(写真中央):高さ14.1センチメートル
・小型(写真右・左):高さ11.5センチメートル

(宝林寺所有)

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更新日:2020年10月02日