デジタルミュージアムC46紙本墨書日親筆本尊曼荼羅

紙本墨書日親筆本尊曼荼羅

しほんぼくしょにっしんひつほんぞんまんだら

紙本墨書日親筆本尊曼荼羅の写真

日親筆本尊曼荼羅 京丹後市指定文化財

常徳寺に残る日親筆本尊曼荼羅(にっしんひつほんぞんまんだら)で長辺83.5センチメートル、短辺27.8センチメートルを測るものである。寺伝によれば、大正11年に檀家より奉納されたものとされ、昭和44年に修理が行われており、現在のように表装されたという。
日親上人(1407~1488)は、日蓮宗の僧であり、京都本法寺を開いたことで知られる。「立正治国論」を撰し、当時の将軍足利義教の怒りに触れ、熱した鍋をかぶせられたが屈せず、「ナベ冠(かぶ)り日親」と称されたという。
本曼荼羅は、中央に「南無妙法蓮華経」と記されるほか、多くの書き込みが見られる。左下には、「文安元年四月日」と記されており、文安元(1444)年に記されたことが判明する。日親上人の真筆の可能性が高いものであり、貴重な書として指定されている。

(常徳寺所有)

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更新日:2018年03月27日