デジタルミュージアムC51神明山経塚出土経筒
神明山経塚出土経筒
しんめいやまきょうづかしゅつどきょうづつ
銅鏡二面とともに、神明山古墳の中に営まれた経塚より出土したものである。平安時代中期以降、末法思想が広まるなかで、経典保存を目的とした経塚が営まれ、丹後でも籠神社経塚(宮津)(このじんじゃきょうづか)や山の神経塚(久美浜)などが著名であるが、神明山経塚は古墳のなかに営まれた珍しい例である。出土した経筒はいずれも銅製で、大型の二口は銅板を鋲留(びょうどめ)し、宝珠形鈕(ほうじゅけいちゅう)のある蓋をもつ経典は伝わっていないが、信仰の変遷を知る上で極めて貴重な資料である。
(竹野神社所有・丹後郷土資料館寄託)
- この記事に関するお問い合わせ先
-
教育委員会事務局 文化財保存活用課
〒629-2501
京都府京丹後市大宮町口大野226番地(大宮庁舎)
電話番号:0772-69-0640 ファックス:0772-68-9061
お問い合わせフォーム
更新日:2018年03月27日