デジタルミュージアムC54オテジ谷古墳出土品

オテジ谷古墳出土品

おてじだにこふんしゅつどひん

オテジ谷古墳出土品の写真

オテジ谷古墳出土遺物 京丹後市指定文化財

オテジ谷古墳は、一辺20メートル、高さ1.7メートルの古墳時代中期の方墳で、現在は弥栄町総合運動公園のゲートボール場に立地していた古墳である。木で組まれた棺の中には、「素環頭大刀」(そかんとうたち)と呼ばれる鉄製の刀(長さ約76センチメートル)と、竪櫛(たてぐし)という髪留め(ヘアピン)が入れられていた。素環頭大刀は、中国大陸や朝鮮半島との関係を窺わせるものとして注目されるものである。また、全体が黒漆(くろうるし)で皮膜されている竪櫛は、単なる髪留めでは無く、何らかの霊力を示すものとしての意味があるとも言われる。

(京丹後市所有・丹後郷土資料館寄託)

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更新日:2018年03月27日