デジタルミュージアムC6三嶋田神社
三嶋田神社
みしまだじんじゃ
三嶋田神社は江戸時代には三嶋田大明神とよばれ、式内社に比定される。当社が比較的に数の少ない三間社の形式をもつのは、中世荘園の鎮守の伝統を受けつぐためなのであろうか。現在の本殿は、棟札により天保十三年(1842)に近在の金谷村の大工が建てたことがわかる。向拝中央間の竜の彫物の背面に陰刻した銘「彫物師、相原町住人、中井権次正貞」は、建物の随所を飾るすぐれた彫物の作者を示す。派手な動きの龍・鷲・獅子がにらみあい、虹梁や斗棋中備に大波が立ち騒ぐ、バロック的な表現である。丹後半島でも屈指の神社本殿としている。
(三嶋田神社所有)
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更新日:2018年03月27日