デジタルミュージアムC60駒返しの滝地蔵

駒返しの滝地蔵

こまがえしのたきじぞう

駒返しの滝地蔵の写真

駒返しの滝地蔵 京丹後市指定文化財

延利(のぶとし)から岩滝町男山に通ずる府道。両町の境界近きところに「駒返しの滝」がある。用明天皇の皇子、麻呂子親王が、丹後地方の退治に向った時、馬を進めて竹野郡竹野に行こうして進みえず、馬を返したという。それから起った名が「駒返しの滝」である。その滝の傍に3メートル四方の巨石があり、その表面に丹後地方では珍しい磨崖仏(まがいぶつ)がきぎまれており、駒返しの滝地蔵として地方人に信仰されている。地蔵は30センチメートルと60センチメートルに丹型の凹みを作り、その半肉彫に彫られている。その左に「貞和五四」(1349)の文字があり、室町時代に刻まれたものとされる。

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更新日:2018年03月27日