デジタルミュージアムC87甲坂不動尊環境保全地区

甲坂不動尊環境保全地区

こうさかふどうそんかんきょうほぜんちく

甲坂不動尊環境保全地区の写真

甲坂不動尊環境保全地区 京丹後市指定文化財

甲坂不動尊は天長年間、空海(くうかい)が当地で山籠もりした際に岩壁に爪彫り(つめぼり)したといわれる磨崖仏(まがいぶつ)である。不動尊は伝承どおり集落から遠く離れた谷あいの『天長の瀧』といわれる滝の岩壁に彫られている。昔から付近では参詣者による水禊(みそぎ)が行われている。不動尊の横には『奉雨乞永禄二年七月十日』という一文と不動明王を現す梵字のカーンが刻まれている。なお、指定された保全地区内にはタモ、樫(かし)、ムクロジ、杉等の古木が密生しており、これら古木の根が自然の階段となり、参道を形作り独特の景観を有している。

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会事務局 文化財保存活用課
〒629-2501
京都府京丹後市大宮町口大野226番地(大宮庁舎)
電話番号:0772-69-0640 ファックス:0772-68-9061
お問い合わせフォーム

更新日:2018年03月27日