デジタルミュージアムC93迎接寺跡のシイ(ツブラジイ)

迎接寺跡のシイ(ツブラジイ)

こうじょうじあとのしい(つぶらじい)

迎接寺跡にそびえ立つ大きなツブラジイの写真

迎接寺跡のシイ 京丹後市指定文化財

学名:Castanopsis cuspidate
分類:ブナ科シイ属
胸高幹周8.03メートル樹高14メートル

ブナ科シイ属に属する常緑高木。関東地方南部以西から四国、九州及び朝鮮半島南部に自生している。
ツブラジイの材は菌に冒されやすく、中心部に腐れが発生しやすい。1つの幹としての寿命はそれほど長くないが、根元から萌芽再生する能力は高いので、株立ちになったものも多い。
「迎接寺跡のシイ(ツブラジイ)」は、株立ちが多く、根元に次世代の幹が見られ、前述のツブラジイの特徴を強く示している。株立ちをそれぞれ計測し、合計すると9.37メートルにも及ぶ。板根も大きく発達し樹勢も盛んである。
樹齢300年程度と推測され、ツブラジイとしては市内最大のものである。
迎接寺は熊野郡誌にその記述が見られ、かつては中世山林寺院として隆盛を極めたが、昭和44年に山内集落が離村し、現在は京都府が所有し、社団法人京都府森と緑の公社が管理する地になっている。

(社団法人京都府森と緑の公社管理)

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更新日:2018年03月27日