デジタルミュージアムC10絹本著色釈迦十六善神像
絹本著色釈迦十六善神像
けんぽんちゃくしょくしゃかじゅうろくぜんじんぞう
峰山の常立寺には、絹本著色釈迦十六善神像1幅があり、市の指定文化財となっている。十六善神とは、「般若経(はんにゃきょう)」とその誦持者とを守護する善神で7千の眷属(けんぞく)を従える。名称には異説があるが、唐代に金剛智が描いたのを空海が伝えた神主形は、釈迦仏を中心に左右に文殊(もんじゅ)・普賢(ふげん)、法涌と阿難、玄奘(げんじょう)と深沙大将を対して並べ、さらに十六善神を二分して並べられており、わが国では古来大般若会のときにまつる」といわれる。(仏教語大辞典中村元著)常立寺の十六善神像は、南北朝時代の作と推定される。箱書によると、もと高野山自昌院の什物と伝えられている。
(常立寺所有)
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更新日:2018年03月27日