デジタルミュージアムC14絹本著色十王図
絹本著色十王図
けんぽんちゃくしょくじゅうおうず
峰山町橋木の縁城寺の「絹本著色十王図」は、揃物の十王図のうちの「宋帝大王」と「五官大王」の2幅が残ったもので、各幅に「慶元府車橋石板巷陸信忠筆」の款記(かんき)があります。陸信忠(りくしんちゅう)は、今から約800年前、宋時代の初めの寧波(ねいは)の画工で、中世日本へ輸入されたその十王図や羅漢図(らかんず)等は少なくないといわれています。十王図は、みなその図柄や大きさも等しく陸信忠一派の工房で製作されたものと思われています。この2幅は昭和16年に国の重要美術品に認定された貴重な文化財です。
(縁城寺所有)
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更新日:2018年03月27日