デジタルミュージアムC28仲禅寺仁王尊
仲禅寺仁王尊
ちゅうぜんじにおうそん
仲禅寺仁王尊 京丹後市指定文化財
この一対の金剛力士像は、文明13年(1481年)に造立されたもので、吽形(うんぎょう)は江戸時代中期に手を加えられている。また、阿形(あぎょう)は火災により消失したため、宝暦9年(1759年)に造立し直されたものである。昭和53年に全面的な修理がほどこされた際、像の胎内(たいない)に納められていた棟札(むなふだ)などによって由来が知られることになった。仲禅寺は、今では、地名にその名前を残すだけだが、かつては七堂伽藍(しちどうがらん)を備えた立派な寺院であったと言われ、この仁王尊像はその盛衰の歴史を見続けてきた証人でもある。
(仲禅寺区所有)
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更新日:2018年03月27日