デジタルミュージアムC31如意寺木造阿弥陀如来坐像

如意寺木造阿弥陀如来坐像

にょいじもくぞうあみだにょらいざぞう

如意寺木造阿弥陀如来坐像の写真

如意寺木造阿弥陀如来坐像 京丹後市指定文化財

螺髪(らほつ)を付け、肉髻珠(にくけいしゅ)、白毫(びゃくごう)をあらわし、偏袒右肩(へんたんうけん)に納衣(のうえ)を著け、定印(じょういん)を結んで結伽趺坐(けっかふざ)する通形の阿弥陀如来坐像であり、如意寺持仏堂の本尊として祀られる。平安時代後期には末法思想の隆盛とともに、このような阿弥陀像が数多くつくられたが、本像もその一例に挙げることができる。頭体の躯幹部を一材で彫成したあと前後に割放す一木割矧造(いちぼくわりはぎづくり)の技法になり、これに両肩先、膝前に各一材を寄せている。当造形的には定朝様(じょうちょうよう)の典型で、比例の整った体躯、優美に整えられた衣文(えもん)などに特色がある。鎌倉時代。

(如意寺所有)

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更新日:2018年03月27日