デジタルミュージアムC32遍照寺木造阿弥陀如来坐像

遍照寺木造阿弥陀如来坐像

へんじょうじもくぞうあみだにょらいざぞう

遍照寺木造阿弥陀如来坐像の写真

遍照寺木造阿弥陀如来坐像 京丹後市指定文化財

高さ151センチメートルを越えるこの地方では珍しい大型の仏像である。全体は寄木造(よせぎづくり)で彫眼(ちょうがん)等の技法も優れている。元は漆箔像(しっぱくぞう)であったと思われるが、後世の補修により現在は分厚く彩色(さいしき)で覆われている。また、両手首から先、光背、台座は後から補われた部分と考えられる。印相(いんぞう)は来迎印(らいごういん)で、定朝様(じょうちょうよう)の形式である。また粒の大きい螺髪(らほつ)、面観の力強い表現から見て、平安時代後期から鎌倉時代前期の作と思われる。

(遍照寺所有)

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会事務局 文化財保存活用課
〒629-2501
京都府京丹後市大宮町口大野226番地(大宮庁舎)
電話番号:0772-69-0640 ファックス:0772-68-9061
お問い合わせフォーム

更新日:2018年03月27日