デジタルミュージアムC32遍照寺木造阿弥陀如来坐像
遍照寺木造阿弥陀如来坐像
へんじょうじもくぞうあみだにょらいざぞう
高さ151センチメートルを越えるこの地方では珍しい大型の仏像である。全体は寄木造(よせぎづくり)で彫眼(ちょうがん)等の技法も優れている。元は漆箔像(しっぱくぞう)であったと思われるが、後世の補修により現在は分厚く彩色(さいしき)で覆われている。また、両手首から先、光背、台座は後から補われた部分と考えられる。印相(いんぞう)は来迎印(らいごういん)で、定朝様(じょうちょうよう)の形式である。また粒の大きい螺髪(らほつ)、面観の力強い表現から見て、平安時代後期から鎌倉時代前期の作と思われる。
(遍照寺所有)
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更新日:2018年03月27日