プログラム3 地域×伝え方 から学ぶ

いよいよ「伝え方」を学んでいきます!

今回は2022年に京都市で立ち上がった出版社:出雲路本制作所から代表の中井さんをはじめ、田渕さん・森谷さんをお迎えしました。「間違いなくワクワクできそうだ!」と出版社を立ち上げた3人です。みなさんは、『おもしろい地域には、おもしろいデザイナーがいる  地域×デザインの実践』という本をご存じだろうか?地域をおもしろくする工夫を全国各地の21人のデザイナーが自らの体験談を記した本です。代表の中井さんは編集者としてこの本に携わりました。そして、この本から派生した「LIVE DESIGN School」という学校の運営を出雲路本制作所さんが務めています。この学校は、様々なデザイナーが参画し、地域とともに広義のデザインの視点を養い、実践者同士がともに考え合う場になっています。こんなふうに、本を読むことで心を突き動かされた人たちがさらに探求を深める場…そんな「本の先をつくる」をテーマに活動されています。

京都市を拠点に活動されています

代表の中井さん(右)と森谷さん(左)

田渕さん、この方のストレッチ講座から今回のプログラムがスタートしました

まずは出雲路さんと各地の事例紹介から

出雲路メンバーの出会い(焚き火で出会ったらしい…)、出版業界の構造に対して抱く危機感、出版社を立ち上げた経緯、それぞれの想いや関心事、そしてどんな活動をされているのかを紹介していただいた後、日本各地で行われている事例を紹介してもらいました。それぞれの事例から学び取れることは、「はじまりは突発的な偶然だったりする」「まずはスモールスタート、やりながら考える…くらいでいい」「いかに仲間を増やすかがポイント」そんなことのような気がします。事例でご紹介いただいた人たちは、どうしてもこれをやるんだ!と用意周到に練りに練った計画を遂行していくというよりも、人や物事との偶然ともいえる出会いやその時々で芽生える感情を大切にし、課題や困難への対応を楽しんでいるうちに想いが形になっていったかのように感じます。参加者のみなさんも、自身の活動や環境にも似た部分を感じているようで、メモを取りながらお話を聞く真剣な表情が印象的です。

参考になる情報が次々にインプットされていきます

ここから、参加者同士のペアワークで対話を深めていきます

共通のキーワードを持った参加者同士がペアになり、改めて自分がやりたいことや気になっていることを伝え合います。その中で、「自分の軸」や活用できる「地域の資源」を明確にしていき、次に起こすアクションを導き出していきます。本当は感性を刺激すること、脳を活性化させること、会話が弾むことを期待し、『散歩』しながら対話する予定でしたが、突然の雷雨に見舞われ室内(軒下)でのペアワークとなりました。初めて深く話した…というペアも多く、沸々とした空気が会場のあちこちで感じられました。

ペアでの対話を通じてお互いのやりたいことを理解し、一緒に膨らましていきます

ペアそれぞれに好きな場所で…

グループワークで自分の立ち位置をより明確にします!

ペアワークでの対話の内容やそこで感じたことを先ほどペアになった人以外の参加者に共有していきます。何を話したか…何を感じたか…を伝えると、それを聞いた人たちが「文字」に起こしてくれます。みんなからのフィードバックを通じて、おぼろげだったモノが明確になったり、自分では全く気付いていなかったコトを認識したり、ハッと閃いたり、仲間のありがたさを実感しているようです。「伝える」ことの難しさと、「伝える」ことの楽しさや意味を同時に感じたのではないでしょうか。

さて次回のプログラムでは、いよいよ「伝えるツール」を形にしていきます!

ペアワークで話したこと、感じたことを伝えます

グループのメンバーが文字にしてくれます

あくまで個人的な解釈ですが、『伝える』とは、「ワクワクさせること・共感を生むこと・仲間を増やすこと」なんじゃないかと思いました。まだまだ続くプログラムを通じて、また別の解釈に辿り着くかもしれませんが…

またまた、最後はいつものポーズで! (ひとりだけやっていない…これも個性です)

この記事に関するお問い合わせ先

市長公室 地域コミュニティ推進課
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京都府京丹後市峰山町杉谷889番地(峰山庁舎)
電話番号:0772-69-1050 ファックス:0772-62-6716
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更新日:2023年10月13日