【5月24日発表】日本遺産「丹後ちりめん回廊」の構成文化財の追加認定発表

 平成29年度に認定された日本遺産「300年を紡ぐ絹が織り成す丹後ちりめん回廊」の構成文化財として、「吉村家住宅」「網野神社・蠶織(こおり)神社」他2件が追加認定されることとなりましたので、お知らせします。

 「日本遺産」は、平成27年度から創設された制度で全国で67件が認定されており、府内では4件(山城地域12市町村、舞鶴市、丹後地域4市町)が認定されています。

網野神社・蠶織(こおり)神社

こおり神社

蠶織神社

 網野神社の境内にある蠶織神社は、大正14年(1925年)に、地元のちりめんと養蚕の関係者が織物と養蚕の神を奉祀したもので、毎年4月には、地元の織物関係者が祈願祭を行い、丹後ちりめんを奉納している。
 なお、前年に奉納した丹後ちりめんの反物でお守り袋を作り、その中に網野神社のおみくじを入れた「ちりめんおみくじ」が販売されている。

吉村家住宅

吉村家住宅

吉村家住宅外観

 吉村家は、天保元年(1830)から続く丹後ちりめんの商家で、4代目の吉村伊助氏は、「縮緬王(ちりめんおう)」とうたわれたほどの大事業家でありながら、峰山町長、丹後織物商組合長を務め、地元での丹後ちりめんの精練と検査制度の開始など、丹後ちりめんの発展に尽力した。
 昭和初期の建物で、現在も、丹後ちりめんの製造販売を行っている吉村商店の店舗として使用されている。

吉村家住宅(桜山荘)

吉村家別荘(桜山荘)

 丹後ちりめんの発展に尽力した、吉村家の4代目の吉村伊助氏が、大正8年(1919年)に建築した荘厳な建物で、丹後ちりめんによる繁栄を物語っており、与謝野寛・晶子夫妻もここを訪れている。

 

報道資料

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更新日:2018年05月24日