国立大学法人京都工芸繊維大学と包括協定を締結

~市の活性化をめざし~ 国立大学法人京都工芸繊維大学と提携し連携強化

京丹後市と国立大学法人京都工芸繊維大学(京都市左京区)は、相互の人的・物的・知的資源の有効活用を図り、「丹後地域の魅力」、「大学の魅力」、「学生の潜在能力」をこれまで以上に開花・育成し、より輝かせる観点から、「連携・協力に関する包括協定」を締結しました。

この「包括協定」は、これまでの同大学の市内での実績を踏まえて、地域産業振興をはじめ、新産業の創出、教育・文化の向上、人材育成など幅広い分野で協力体制を一層強化し、活気あふれる京丹後市の創造をめざすものです。

包括協定に調印し、協定書を取り交わす京都工芸繊維大学 江島学長(写真左)と中山京丹後市長(写真右)

包括協定に調印し、協定書を取り交わす京都工芸繊維大学 江島学長(写真左)と中山京丹後市長(写真右)

平成17年12月2日に、丹後あじわいの郷(京丹後市弥栄町鳥取)で行った「包括協定調印式」では、中山市長と京都工芸繊維大学の江島学長が「包括協定書」に調印を行い、中山市長が「全面的なご協力をいただき、ぜひ市の発展につなげていきたい」とあいさつ。また、江島学長は「京丹後市が推し進められる『新・丹後王国』の創造の実現のため、各種事業の実施はもちろん、大学に求められている地域貢献の使命を充分に発揮したい」と述べられました。

京丹後市と京都工芸繊維大学との連携

同大学は、平成14年に「丹後サテライト」オフィスを京都府織物・機械金属振興センター(京丹後市峰山町丹波)内に設置し、地元産業の活性化をはじめ広く地域振興に各般の協力をいただいてきました。また、平成16年度には、京丹後市と京都生涯学習推進ネットワークの共催による「地域社会人キャリアアップ推進事業」へ、コーディネーターや講師の派遣を行っていただいたとともに、共同研究事業として、地域と産業の再設計に向けた提言プロジェクトを実施していただくなど、さまざまな分野で密接な連携を図ってきました。

研究活動拠点施設の整備

京丹後キャンパスの画像

国立大学法人 京都工芸繊維大学の京丹後市内での研究活動拠点施設「京丹後市京都工芸繊維大学京丹後キャンパス(京丹後市網野町網野)の整備が完成し、平成18年9月8日に開所式を行いオープンを祝いました。

今回、同大学にとって京都市外では初めての本格的な研究拠点となる「京丹後キャンパス」を整備。材料設計や応用生物学などの研究者が幅広く研究活動を行うことをはじめ、学生の合宿ゼミなどに活用するとともに、小・中学生向けのサイエンス(科学)スクールや市民講座の開設、市と連携してのまちづくりや都市デザインに関する調査・研究などを進めていくこととしています。

キャンパスは、民間部品メーカーが入っていた市所有の工場跡で、鉄骨一部二階建て1,168.29平方メートルを改修し、実験スペースやセミナー室、宿泊室、リフレッシュスペースなどを設けています。

開所式には、大学関係者や京都府丹後広域振興局長、京都府・京丹後市議会議員、地元住民のみなさんなど約180人が出席。中山市長が「連携・絆を一層強化し、学生の潜在能力と丹後のもつ魅力を相互に高め、今以上に成長することを期待します」とあいさつ。

江島学長は「たいへんすばらしい施設。京丹後市と連携し、新産業の創出や教育、人材づくりを進めたい」と多様な活用に意欲を示されました。また、学生を代表し大学院工芸科学研究科1年の浅井忠博さんが「立派な施設で学生一同とても喜んでいます。住民のみなさんと交流を深め、地域づくりにぜひ貢献したい」と力強く話されました。

報道発表資料

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国立大学法人 京都工芸繊維大学
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更新日:2018年03月27日