丹後・但馬の新たな未来への躍進に向けて

豊岡市と京丹後市は府県を超えた広域的な連携によるまちづくりを進めていきます!

主要施策などの情報交換を行う中山泰京丹後市長(写真左)と中貝宗治豊岡市長(写真右)

京丹後市では、隣接する豊岡市と府県を越えた広域的な連携を強めることで、丹後・但馬地域の一体的な発展をめざそうと、合同会議を開催しています。 京丹後市と豊岡市は、隣接したまちであることから、人の行き来が盛んに行われていますが、行政間では、府県の違いから情報の交流も少なく、合併以前からも、一緒になっての取り組みはほとんど行っていないのが現状でした。

しかしながら、両府県を結ぶ鳥取豊岡宮津自動車道の整備促進をはじめとする両市の共通課題を共有することで、歩調をあわせた取り組みを進めていこうと、「合同会議」を開催しています。

平成19年3月23日に開催された第1回会議には、両市の市長をはじめとする理事者や、企画・総務・建設部の幹部職員など二十人が参加。両市の概要や平成19年度の主要施策、合併後の行政運営の課題、鳥取豊岡宮津自動車道の整備、環境問題への取り組みなど、共通の課題について情報交換を行いました。

主要施策などの情報交換を行う中山泰京丹後市長(左端)と中貝宗治豊岡市長(右端)

主要施策などの情報交換を行う中山泰京丹後市長(写真左)と中貝宗治豊岡市長(写真右)

中山市長は「府県を越えて、初めて合同会議が開催できたことをたいへんうれしく思います。両市は、地理的に隣接し、人的にも交流の深いまちであり、連携を密にすることは、お互いのまちづくりの上で、有意義なことです。本日は、両市の新たなまちづくりへの出発点であり、但馬・丹後のすばらしい発展につなげていきたい」とあいさつ。

豊岡市の中貝宗治市長は「隣同士のまちであっても、府県の違いから、意識の壁があったように感じます。この壁を打ち破るため、今後も定期的に、また折にふれて、互いのまちが顔をあわせ、刺激しあって、関係を密にしていきたい。但馬と丹後が一つになれば、地域外に対してより魅力的に発信することができる」と期待の言葉をいただきました。

環境に配慮したまちづくり

京丹後市では、豊かな自然を次世代に引き継ぐためにも「環境循環都市」をめざし、自然と共生する取り組みを進めています。

一例として、残さの回収によるバイオガス発電の研究、琴引浜の禁煙ビーチ化、北近 畿最大規模を誇るブナ林の保全活動が挙げられます。さらに、新エネルギーの研究を進める小型風力発電システムの普及も進めています。

これらの取り組みは、豊岡市がコウノトリも住める環境づくりとして取り組んでいる農地保全や観光と連携した体験プログラムの企画、また環境関連企業の集積の取り組みと同調することから、両市では類似する自然環境の保全を共同課題として、環境への配慮をしながら観光、経済発展に努めることを確認しました。

北近畿タンゴ鉄道(KTR)を利用した市民交流

これまでから京丹後市では、KTRと協働の取り組みとしてイベント列車の企画運行などにより、利用促進を図っています。また、市職員も通勤に利用するよう努めているところです。

会議では、両市間をつなぐ公共交通として欠かすことができないKTRの重要性を再確認し、今後は、豊岡市行きの企画列車の運行も計画していくことを検討していくとともに、豊岡市もKTRを利用して多くの市民のかたが京丹後市を訪れていただけるような取り組みを進めていただけることとなりました。

丹後・但馬の高速道路網を整備促進

京丹後市では、「鳥取豊岡宮津自動車道」が、平成17年3月に野田川~大宮町森本間(4.3キロメートル)が整備区間に指定されたことを受け、昨年度から測量がはじまっています。

さらに残りの区間についても「丹後・地域高規格道路推進協議会」を舞鶴市、宮津市をはじめ三市二町で結成し、早期に調査区間となるように要望活動を続けています。そのような中、本年10月には、京都府と兵庫県、鳥取県の三府県による「鳥取豊岡宮津自動車道整備促進決起大会」が計画されています。

会議では、両府県をつなぐ高速道路の重要性を再認識するとともに、今後は事務担当者間の会議を持つことで連携を強め、少しでも早く推進を図っていくことが確認されました。

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人口
91,357人

世帯数
31,713世帯 (平成19年4月1日現在)

面積
697.66平方キロメートル

位置
東経134度49分 北緯35度32分(豊岡市役所)

ひろがり
東西約38.8km 南北約32.2km

平成17年4月1日、兵庫県の北東部に位置する1市5町(豊岡市、城崎町、竹野町、日高町、出石町、但東町)が合併。

市域の約8割が森林で、北は日本海、東は京丹後市に接し、中央部には円山川が流れています。

平成17年9月には、国指定の特別天然記念物・コウノトリが自然放鳥され、「コウノトリも住める環境」をつくろうと、人里での野生復帰をめざし、環境に配慮した農業やエコエネルギーの利用促進など、環境と経済の両立・発展に取り組んでいます。

産業では、柳行李(やなぎごおり)にはじまる日本有数のかばんの一大産地であり、観光では、小説家・志賀直哉で知られる城崎温泉や但馬の小京都と呼ばれる出石の城下町などが有名。

図書館の相互利用が可能に

図書館相互利用に関する協定を交わす中山泰京丹後市長(写真左)と中貝宗治豊岡市長(写真右)

図書館相互利用に関する協定を交わす中山泰京丹後市長(写真左)と中貝宗治豊岡市長(写真右)

京丹後市・豊岡市の市民のみなさんが相互の図書館を利用できるように協定を締結しました。

9月1日から両市の図書館の相互利用が可能となり、利用者の増加や利便性の向上が期待されています。

京丹後市の図書館(室)

  • 峰山図書館
  • あみの図書館
  • 大宮図書室
  • 弥栄図書室
  • 丹後図書室
  • 久美浜図書室

計6図書館(室)

豊岡市の図書館

  • 豊岡市立図書館本館
  • 城崎分館
  • 竹野分館
  • 日高分館
  • 出石分館
  • 但東分館

計6図書館

コウノトリ但馬空港の利用促進について

豊岡市では、現在、国が行う東京国際空港(羽田空港)の再拡張工事に伴い、「首都圏への直行便」実現に向け、運行事業者など関係機関との協議や、国土交通省への要望活動などを行われています。

京丹後市としても、首都圏からの観光客の呼び込みなど、大きなメリットが期待でき、但馬空港の利用促進を図るとともに、一緒に要望活動を行うこととしています。

合同会議の今後について

今後は、さらなる丹後・但馬の連携と新たなまちづくりを進めるため、年2回程度の合同会議を開催しさまざまな情報交換を続けていくとともに、共通課題の解決に向けて協議の場をもつこととしています。

その内容は、広報紙及びこのページで随時お知らせしていきます。

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この記事に関するお問い合わせ先

市長公室 政策企画課
〒627-8567
京都府京丹後市峰山町杉谷889番地(峰山庁舎)
電話番号:0772-69-0120 ファックス:0772-69-0901
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更新日:2018年03月27日