『ひと、みず、みどり 歴史と文化が織りなす交流のまち』を将来像として掲げ、平成16年4月1日に旧峰山町、旧大宮町、旧網野町、旧丹後町、旧弥栄町及び旧久美浜町の6町が合併し、「京丹後市」として新たに生まれ変わりました。
平成16年度予算については、合併協議会での協議内容、また、新市建設計画にも配慮しつつ、旧町で実施してきた事業にも最大限配慮した内容で編成しております。
近年、国・地方とも財政状況は極めて厳しく、本年度、国においては「三位一体の改革」により過去に例の無い規模の地方交付税の削減、国庫支出金の一般財源化などの行財政改革を推進しています。京丹後市においてもその影響により、収入の柱となる地方交付税も多く見込めず、市税についても長引く不況により伸び悩んでいるため、非常に厳しい予算編成となりましたが、行政内部経費の削減を図るとともに、山積する行政課題に対応していくため、基金繰入金、市債などを最大限に見積もり、財源を確保しました。
また、本年度の予算については、通常の年度であれば出納整理期間中に処理していたものや、旧町で繰越明許費として設定された事業についても予算計上しております。このため、京丹後市の平成16年度一般会計予算としましては、356億円という非常に大きな規模となりました。
実質的には、旧町分を除外しますと歳出ベースで311億2,575万円となり、15年度の旧町の当初予算344億1,543万円と比較しますと前年度比9．6％減となっており、今後の財政運営も考慮した予算としています。
京丹後市には、一般会計の他に14種類の特別会計と水道事業、病院事業という2つの企業会計を設置しており、特別会計の予算総額は、270億1,760万円、また、企業会計の予算総額は、82億7,137万円としています。
平成16年度の京丹後市の総予算規模としましては、708億8,897万円としています。