ジオパークについて

ジオパークについて

 「ジオパーク」とは、科学的に見て特別に重要で貴重な、あるいは美しい地質遺産(化石、岩石、地形、断層など)を複数含む一種の自然公園のことです。

 地質遺産保全と地球科学普及に利用し、地質遺産を観光の対象とするジオツーリズムを通じて地域社会の活性化を目指しています。

2020年4月現在、日本ジオパークは43地域あり、そのうち次の9地域はユネスコ世界ジオパークにも認定されています。
洞爺湖有珠山(北海道)、糸魚川(新潟県)、山陰海岸(鳥取県・兵庫県・京都府)、室戸(高知県)、島原半島(長崎県)、隠岐(島根県)、阿蘇(熊本県)、アポイ岳(北海道)、伊豆半島(静岡県)

ジオパークになるには

ジオパークになるには

画像出典元:日本ジオパークネットワーク「ジオパークになるには?」 https://geopark.jp/about/howto.html

 

《日本ジオパーク認定申請要件》
●優れた地質・地形遺産を持つ地域で、ジオパークを運営する組織体制が確立されており、地質・地形遺産に関する保全・研究・教育・普及活動やジオツアー等を既に行っている地域であること。
●申請書提出時点で、日本ジオパークネットワークに準会員として加盟しており、前年の日本ジオパーク全国大会の事前説明会に出席している必要がある。

 

《ユネスコ世界ジオパーク推薦申請要件》
●既に日本ジオパークネットワークに正会員として加盟しており、地質・地形遺産に関する保全・研究・教育・普及活動と、ジオツーリズムを通じた持続可能な地域づくりに充分な実績がある地域であること。
●前年の日本ジオパーク全国大会の事前説明会に出席している必要がある。

 

《ユネスコ世界ジオパーク登録要件》
●明瞭に定められた区域と充分な面積をもち、地質学的価値だけでなく、生態学、考古学、歴史・文化的な価値があること。
●地域の人たちを中心に、公的機関、私的団体、および研究教育機関を含めたしっかりとした運営組織と運営計画を作り上げること。
●ツーリズムなどを通して、経済活動の活性化と持続可能な開発を行っていくこと。
●博物館、自然観察路、ガイド付きツアーなどにより、教育・普及活動を行うこと。
●適切な保護対策と実効的な保存を確実に行うこと。
●世界的ネットワークの一員として、相互に情報交換を行い、会議に参加し、ネットワークを積極的に活性化させること。

世界遺産との違いは

 ジオパークは地質に関する自然遺産を保護するだけでなく、教育や地域の活性化に活かしていこうとする点で、主に保護を目的とする世界遺産と異なります。
 また、「場所」だけでなく、そこで行われている活動(例えば教育プログラム、ガイド養成、地域振興策など)や、運営組織も重視されています。そして、4年に一度の見直しが行われる点も、世界遺産とは異なっています。

この記事に関するお問い合わせ先

商工観光部 観光振興課
〒629-3101
京都府京丹後市網野町網野385番地の1(ら・ぽーと)
電話番号:0772-69-0450 ファックス:0772-72-2030
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更新日:2020年12月10日