山陰海岸ジオパークについて

山陰海岸ジオパークエリア図

山陰海岸ジオパークエリア図

 ユネスコ世界ジオパークに認定されている山陰海岸ジオパークは、京丹後市(京都府)、豊岡市・香美町・新温泉町(兵庫県)、岩美町・鳥取市(鳥取県)の3府県6市町にまたがる東西約120km、面積2458.44平方メートルの広大なエリアを有しています。
 日本列島がアジア大陸の一部であった時代の岩石から、今日に至るまでの経過が確認できる貴重な海岸です。

特徴

 約2500万年前にさかのぼる日本海形成に関わる多様な火成岩類や地層、日本海の海面変動や地殻変動によって形成されたリアス海岸や砂丘をはじめとする多彩な海岸地形など貴重な地形・地質遺産を多く確認することができます。

 東部の久美浜湾(くみはまわん)、小天橋(しょうてんきょう)や西部の鳥取砂丘は、河川からの堆積物によって、河口に独特の地形をつくり出しています。なかでも、国指定天然記念物「鳥取砂丘」は日本を代表する海岸砂丘となっています。また、山陰海岸ジオパークエリア中央の但馬海岸は、地殻変動や火山活動、海蝕によって、国指定天然記念物「玄武洞(げんぶどう)」、名勝「香住(かすみ)海岸」、名勝及び天然記念物「但馬御火浦(たじまみほのうら)」に代表される入り組んだリアス海岸を形成しています。

 また、このように多彩な自然を背景にした人々の文化・歴史との関係を学ぶこともできます。

沿革

平成20年(2008年)12月 日本ジオパークに認定
平成22年(2010年)10月 世界ジオパークに認定
平成25年(2013年)12月 日本ジオパークに再認定(鳥取市西部拡大エリアを含む)
平成26年(2014年)9月 世界ジオパークに再認定
平成27年(2015年)11月 ジオパーク活動がユネスコの正式事業となる
平成29年(2017年)9月 日本ジオパークに2年間の条件付再認定(イエローカード)
平成31年(2019年)2月

ユネスコ世界ジオパークに再認定
日本ジオパーク条件付再認定の取り消し(グリーンカード)

山陰海岸ジオパークロゴマークについて

山陰海岸ジオパークロゴマーク

山陰海岸ジオパークロゴマーク

太古より悠久の時と共に造られた地質層の重なりをモチーフにして山陰海岸の英文頭文字の「S」をデザイン化。日本海をブルーで表して組み合わせたシンボルマークです。
全国から公募し、503点の作品の中から選ばれました。

この記事に関するお問い合わせ先

商工観光部 観光振興課
〒629-3101
京都府京丹後市網野町網野385番地の1(ら・ぽーと)
電話番号:0772-69-0450 ファックス:0772-72-2030
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更新日:2020年12月10日