史跡網野銚子山古墳(国指定史跡)
史跡網野銚子山古墳
しせきあみのちょうしやまこふん
網野銚子山古墳は、全長201メートル・後円部径115メートル・同高16メートル・前方部幅80メートルの日本海側最大の前方後円墳です。古墳の墳丘は三段築成で、それぞれの斜面には葺石(ふきいし)を配置し、各段のテラス上には丹後地方特有の丹後型円筒埴輪がめぐる、雄大で整美な古墳です。
墳丘の南側には、幅17メートル~25メートルの周溝がめぐっていたことが発掘調査からわかっています。前後には、小銚子古墳と寛平法皇陵古墳の2基の古墳(いずれも国指定史跡)があり、陪塚と考えられています。古墳の造られた時期は4世紀末から5世紀初頭と推定され、古墳時代を前期・中期・後期・終末期に分けると、前期古墳の時期にあたります。
丹後地方では、弥生時代後期から古墳時代前半に、大きな勢力をもった政治勢力があった可能性(いわゆる「丹後王国」)が指摘されています。埋葬施設は未調査ですが、この古墳に葬られている人物は、少なくとも大和政権と関係を持ち、大陸との交易等にも携わったこの地方の有力者であると考えられています。
重要なお知らせ
網野銚子山古墳は、現在、数ヵ年をかけて、史跡整備工事を行っています。
離れた位置から見ることは可能ですが、時期によっては、古墳の上に登ったり、近づいたりすることをお断りする場合があります。
雄大な古墳の姿を復元する工事です。ご協力をお願いいたします。
(詳しい工事の時期等については、文化財保存活用課(電話0772-69-0640)までお問い合わせください。)
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教育委員会事務局 文化財保存活用課
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京都府京丹後市大宮町口大野226番地(大宮庁舎)
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更新日:2023年03月31日