知るプログラム

アーティストは作品を制作するとき、どのような視点で目の前のものと対峙し、またどのようなプロセスを経て、新しい表現を生み出しているのでしょうか?

 この「知るプログラム」は、普段の生活や学校では出会わない表現を体験しながら、アーティストの視点、思考を借り、このまちの資源や、私たちが生きる社会を見つめなおすワークショップです。

1年目のテーマは「多様な表現を知る」でした。2年目となる今年度は「丹後を素材に作品づくり」です。この丹後のまちでしか出会えない素材を使った作品づくりに挑戦します。

 

▶応募フォームはこちら
▶チラシはこちら(PDFファイル:964KB)

 

ワークショップ1 ▶ みなみなさないをする

2023年度は、郷土資料館に展示されているものを独自に読み解き、さまざま妄想を膨らませながら、新しい郷土資料をつくりました。今回は、いわば“野生の資料館”とも呼べる、実存の空き家や蔵を使って「新しい道具」を創造します。

まずは、みんなで野生の資料館に行き、陳列されるものの中から、時代、色、かたちなど自分なりの視点でモチーフを発掘しましょう。それらを持ち帰って石膏で型をとり、そこから生まれるかたちを自由に組み合わせて、今まで見たことのない新しい道具を制作します。

全3回のワークショップをとおして、自分なりの視点を育み、想像力を養うとともに、陶芸における石膏型を使った制作を学べるまたとない機会となるはずです。

 

講師▶ 金井 悠(かない ゆう)

対象▶ 図工や工作など、つくることが好きなひと、石膏での型取りにチャレンジしたいひと

会場▶ 島津ふれあいセンター(網野町島津2952)、ほか
    大宮ふれあい工房(大宮町三坂105)

1 10月19日(土曜日)
13:00~16:00
アーティスト自己紹介
空き家で素材集め
島津ふれあいセンター、ほか
2 10月20日(日曜日)
9:00~16:00

石膏で型取り

大宮ふれあい工房

3 12月1日(日曜日)
13:00~16:00

野生の資料館をつくる

大宮ふれあい工房

 

kanaiyu

金井 悠(かない ゆう)

1984年兵庫県生まれ
2009年京都精華大学修士課程陶芸専攻修了
2008~2013年まで、身体を激しく接触させるパフォーマンスやインスタレーションを軸に、国内外の美術館・劇場等で発表する「contact Gonzo」のメンバーとして活動。
2014年から自身の活動を開始。
2022年に京丹後市網野町に移住し、現在は、「出土した玩具」をテーマに制作している。

https://www.instagram.com/yylloopp/

ワークショップ2 ▶ たんごのだんす、どうなっとるだぁ

みなさんは、丹後古代の里資料館に、古代人が身につけていた美しいヘッドドレスが展示されていることをご存知ですか?私ははじめて見たときから、いつかそれを身につけて踊ってみたい、そんなことを思い描いていました。

ブレイキンなどダンスが世界的に注目される時代ですが、古代から続く、ひとの営みある丹後ならではのダンスを探してみましょう。
今回は、サウンドアーティスト・鈴木昭男とともに、身近なモノを用いた「音」と「ダンス」を創造するワークショップも用意しています。

古墳や歴史文化が好き、身体表現に挑戦したい、創造性を高めたいひとなど、参加にダンスの経験は必要ありません。楽しみながら、丹後の古墳で一緒にダンスを創りましょう。

 

講師▶ 宮北 裕美(みやきた ひろみ)

対象▶ プロ・アマ問わず、創作や表現活動を行っているひと(ダンス未経験者歓迎)

会場▶ 丹後古代の里資料館(丹後町宮108)
    丹後地域公民館(丹後町間人269)
    大成古墳群(丹後町竹野)

1

10月5日(土曜日)
13:00~16:00

アーティスト自己紹介
古墳ツアーおよびレクチャー

古代の里資料館、ほか

2 10月6日(日曜日)
13:00~16:00

音と動きのワークショップ*

丹後地域公民館

3 11月16日(土曜日)
13:00~16:00

プランの構想

丹後地域公民館

4 11月17日(日曜日)
10:00~16:00

成果発表
ふりかえり

大成古墳群、ほか

*ゲストアーティストによるワークショップ

miyakitahiromi

宮北 裕美(みやきた ひろみ)

アメリカ イリノイ大学芸術学部ダンス科卒業。

舞台芸術の出演や振付を経て”立つ、歩く、座る”と言ったシンプルな動作、身の回りのモノや現象にダンスを見出し、即興パフォーマンスや視覚芸術の可能性を探る。

2012年、京丹後市に拠点を移し、浜で採集した自然の石を打つダンス「Nutu(ヌトゥ)」を創始、国内外で上演。近年は美術館、鉄道、公園、日本庭園などでパフォーマンスを手がけるほか、ダンサーとして活動してきた固有の時間感覚や空間感覚を美術表現へと持ち込み、3331 アーツ千代田(2019/東京)、Kunsthaus Dresden(2021/ドイツ)、鳥取県立博物館(2023/鳥取)などで発表している。

https://miyakitahiromi.com

*ゲストアーティスト
鈴木 昭男 SUZUKI Akio

1963年名古屋駅でおこなった《階段に物を投げる》以来、自然界を相手に「なげかけ」と「たどり」を繰り返す「自修イベント」により、「聴く」ことを探求。1970年代にはエコー楽器《アナラポス》などの創作楽器で演奏活動を始める。1988年、子午線上の網野町にて、一日自然の音に耳を澄ます《日向ぼっこの空間》を発表。1996年に街のエコーポイントを探る「点 音」プロジェクトを開始。東京都現代美術館、ドクメンタ8(ドイツ)、大英博物館(イギリス)など、世界各地の美術展や音楽祭での展示や演奏多数

申込方法

参加を希望される方は、下記「応募フォーム」または「お電話」にてお申込みください。

各ワークショップ連続講座のため、全日受講可能な方を優先させていただきます。

応募期間
[ワークショップ1] 9月10日(火曜日)~10月15日(火曜日)
[ワークショップ2] 9月10日(火曜日)~10月1日(火曜日)

応募者情報
(1)希望のワークショップ
(2)お名前(ふりがな)
(3)ご住所
(4)電話番号
(5)性別
(6)年齢
(7)メールアドレス
(8)そのほか ※受講できない日がある場合は、その日時、身体に障害のある方や、母語が異なる方など受講時にケアが必要な場合は、その旨ご記入ください。

 

■応募フォームはこちらから

■電話(平日8:30~17:15) 0772-69-0630

参加者へは、各ワークショップ実施日までに、生涯学習課からメールもしくはお電話にてご連絡いたします。(応募者多数の場合は、抽選とさせていただきます)

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会事務局 生涯学習課
〒629-2501
京丹後市大宮町口大野226番地(大宮庁舎)
電話番号:0772-69-0630 ファックス:0772-68-9061
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更新日:2024年09月06日