令和5年度 まちづくり研修会~自治会から始まった仕事・法人づくり~

自治会が主体となり設立された労働者協同組合「かりまた共働組合」を招き、地域課題の解決を仕事にする新しい働き方を学ぶ研修会を開催しました。

概要

日時

令和5年7月9日(日曜日) 13時30分から15時00分まで

会場

京丹後市峰山総合福祉センターホール(京丹後市峰山町杉谷691) 

参加者

65人(うちオンライン13人)

講師

國仲 義隆 氏

労働者協同組合かりまた共働組合

國仲 義隆 氏

【労働者協同組合かりまた共働組合】

狩俣地区は、沖縄県宮古島市の北端に位置する、住民460名の少子高齢化が進む小さな集落。集落消滅の危機が迫る中、世代交代によって40代に若返った自治会メンバーが、令和4年12月に「労働者協同組合かりまた共働組合」を立ち上げた。

きっかけは幼稚園の子どもを持つお母さんたちの声。「毎日のお弁当作りが大変!」という声を受け、給食作りを有志でサポート。また、捨てるしかなかった地元産の魚を買い取り総菜として販売、生産調整のために廃棄処分をしていた新鮮なモズクを直売会を開催するなど、まちづくりを仕事にする新しい働き方を実践している。

参考

厚生労働省公式youtubeチャンネル

(好事例:労働者協同組合かりまた共働組合)私たちは、こうして労働者協同組合を設立しました!

https://www.youtube.com/watch?v=SE_kb-cvFI0

参加費

無料

主催

京丹後市

企画・運営

企業組合労協センター事業団京丹後支店

総括(まとめ)

講師の國仲氏は自治会会長も務められており、自治会と組合、2つの立場から地域づくりに取り組まれていました。2つの組織の目指すところは同じなので強みを生かし連携しながら取り組んでいくことが大切、組合は自治会に比べスピード感があること、継続的に取り組めること、仕事とすることで関わりやすいこと、などを利点として挙げられていました。

事後アンケートでは、回答があった28人のうち14人(50%)が「よくわかった」、12人(42.9%)が「わかった」と回答したほか、4人が「設立を検討したい」と回答。自由記述では、「地域で事業をやりたい人にぴったりなシステムだと思いました。出来るか分からないけど話は進めていこうと思いました。」と前向きな声が聞かれた一方で、「生活している地域の中で、まず何をしていいのかわからない。メリットは何か、何事も片手間にやっている今、行動力不足の今、現状維持で十分。」といった声も聴かれました。

研修の中で投影された地元ケーブルテレビが取材した5分程度の特集映像がわかりやすく、参加者に組合を設立して地域づくりに取り組むというイメージを持っていただくことができ、アンケートの結果からも、地域づくりを仕事にする労働者協同組合の取り組みについてイメージを持っていただけたのではないかと考えています。

この記事に関するお問い合わせ先

市長公室 地域コミュニティ推進課
〒627-8567
京都府京丹後市峰山町杉谷889番地(峰山庁舎)
電話番号:0772-69-1050 ファックス:0772-62-6716
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更新日:2023年06月09日