令和7年度新たな地域コミュニティ特別講演

当日の集合写真

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開催概要

 全34の新たな地域コミュニティ組織が、令和7年度よりいよいよ本稼働となったことを記念し、新たなスタートを切った地域にとってより一層活性化を図る機会とするため、各地域関心の高い「稼ぐ地域」をテーマに、専門家の知見や他地域の事例を学ぶ特別講演を開催しました。

日時

令和7年5月27日(月曜日)14時00分から16時30分まで

会場

弥栄地域公民館 大ホール(京丹後市弥栄町溝谷3443-2)

主催/共催

主催:京丹後市 / 共催:京丹後市区長連絡協議会

対象

新たな地域コミュニティに取り組んでいる34組織、区長、区役員 等

参加者数

142人

内容

【第1部】特別講演「全住民参加型の地域づくり ~自主財源で地域を再生させる~」

講師

鹿児島県鹿屋市串良町柳谷地区(やねだん) 自治公民館長 豊重哲郎 氏

【やねだん】鹿児島県大隅半島のほぼ中央に位置する鹿屋市串良町柳谷地区。地元の人は「やねだん」と呼ぶ108世帯251人(2020年8月現在)が共存する、高齢化が進む典型的な中山間地域の集落です。この集落がアイデアあふれるリーダーの下、子ども達から高齢者まで強い絆で結ばれ、土着菌堆肥からサツマイモ栽培オリジナル焼酎開発、トウガラシ栽培からコチュジャン開発といった、集団営農から六次産業化を推進、集落の独自財源を築き高齢者には一万円のボーナスが支給され、地方創生の“good practice”として全国的に注目されるようになりました。

概要

 まず、導入として本日のテーマである「住民自治・自主財源確保・還元」についてお話いただいたあと、やねだんに関する動画を視聴しました。動画の中では、やねだんの特産品である焼酎造りに至った経緯や、少子化対策として芸術家を村に呼び込んだ取り組み、先進的な地域づくりと認められ国から視察に来られた様子などが紹介されました。その後、地域づくりで大切なこととして、3(自主参加者):3(義理参加者):3(無関心層):1(反目者層)の理論を用いて、この反目者を味方につけることで地域づくりが大きく動きだすこと、そのためには、「リーダーは“ヒーロー”ではなく“黒子”でいる」こと、「地域づくりに補欠はいない、みんなの力を引き出すことが大切である」こと、リーダーには「忍耐力・企画力・演出力・財務力が必要である」ことを述べられました。

やねだん 豊重哲郎 氏

やねだん 豊重哲郎 氏

【第2部】京丹後市地域版ふるさと納税について

(1)事業報告

 京丹後市地域コミュニティ推進課より、「地域で稼ぐ」の一つの方法である「京丹後市地域版ふるさと納税」について、まずは制度が始まった経過を説明しました。そして、制度のスキーム、地域と寄附者双方のメリット、実際に取り組んでいる12地域を紹介しました。

(2)事例紹介

報告者

島津学区新コミ協議会 会長 坪倉 睦男 氏

久美浜二区振興会 会長 和田 省三 氏

概要

 まずは島津学区新コミ協議会の坪倉会長から、京丹後市地域版ふるさと納税に取り組み始めたきっかけや実施している4つのプロジェクトの説明がありました。「住民のやりたいことを叶える、地域の困りごとを解決する」方法の一つとして地域版ふるさと納税を活用していること、寄附集めには試行錯誤しているが気負わず楽しんで取り組んでいることなどをお話されました。

 次に久美浜二区振興会の和田会長から、現在取り組んでいるコミュニティビジネスについて説明がありました。収益が伸びている秘訣として「できることから、継続できる方法で」というモットーをお話いただきました。

左:島津学区新コミ協議会 坪倉会長/右:久美浜二区振興会 和田会長

左:島津学区新コミ協議会 坪倉会長/右:久美浜二区振興会 和田会長

Q&A

 参加者アンケートでいただいた質問への回答をご紹介します。

この記事に関するお問い合わせ先

市長公室 地域コミュニティ推進課
〒627-8567
京都府京丹後市峰山町杉谷889番地(峰山庁舎)
電話番号:0772-69-1050 ファックス:0772-62-6716
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更新日:2025年06月23日