第17回全国水源の里シンポジウム

第17回全国水源の里シンポジウムチラシ(表)
第17回全国水源の里シンポジウムチラシ(裏)

開催概要

当市を含む全国142自治体が加盟する全国水源の里連絡協議会は、過疎・高齢化が進み、地域活動が困難な状況に直面している農山村集落が全国各地に拡大し続けている中、国等に政策の展開や支援を呼びかけ、集落の活性化を図るために設立され、『上流は下流を思い、下流は上流に感謝する』の理念のもと、毎年「全国水源の里シンポジウム」を開催しており、本年は京丹後市において「第17回全国水源の里シンポジウム」を開催することとなりました。

目的

 私たちが暮らす水源の里は、豊かな水と緑と自然に恵まれ、水源の涵養、国土の維持・保全、良好な環境の形成に欠くことのできないものです。さらに、伝統文化の継承や、都市に暮らす人々への食料・エネルギーの供給など、日本の暮らしを支える大切な役割を果たしている地域です。こうした地域を支えてきたのは、集落ごとの「コミュニティ(つながり)」です。京丹後市では昔から、隣近所で助け、支え合い、人と人とのつながりを育んできたことが、「長寿のまち」や「人の温もりを感じるまち」といった、まちの大きな魅力につながっています。

 しかし今、「地方」では、都市部への人口流出、高齢化・過疎化の進行が止まらず、これまで当たり前だった支え合いの仕組みが維持できなくなるなど、地域活力の低下や山林の荒廃を招いています。

 こうした状況を打開し自らの手で地域の暮らしを守ろうと、全国各地で小学校区単位など、集落という単位を超えた広域の地域コミュニティ(地域運営組織)の形成が進んでおり、その数は令和6年9月1日現在で8,193組織と年々増加しています。

 京丹後市においても、「新たな地域コミュニティ=新コミュ」と銘打って、若者や女性など多様な主体が参画し、地域ごとの特性や強みを活かしながら、集落を超えた広域的な地域コミュニティの形成や運営に取り組んでおり、地域おこし協力隊やふるさと納税など多様な制度を活用しながら、人材や資金を呼び込むことによって、地域課題の解決や持続可能な地域づくりに向けた取組みを展開しています。

 そこで、こうした取組を実践している住民、自治体、有識者が一堂に会し、人口減少社会において集落を超えた広域的な地域コミュニティによる活力の創造と自立、多様な人材・資金の循環をテーマに議論を深めるとともに、「上流は下流を思い、下流は上流に感謝する」の理念に基づく、流域連携の必要性を全国に広く発信することを目的に、シンポジウムを開催します。 

主催

第17回全国水源の里シンポジウム実行委員会(京都府京丹後市)

一般財団法人自治総合センター

協賛

全国水源の里連絡協議会

開催日

令和7年10月29日(水曜日)、30日(木曜日)

場所

京都府丹後文化会館(京都府京丹後市峰山町杉谷1030番地)ほか

10月29日(水曜日)シンポジウム

【入場無料】

時間:13時~17時 / 場所:京都府丹後文化会館

●基調講演

「集落を超えた広域的な地域コミュニティづくりと人口減少社会における活力の創造」

講師:株式会社雨風太陽 代表取締役社長 高橋 博之 氏

●パネルディスカッション

「多様な人材と資金の循環による地域コミュニティの自立を目指して」

コーディネーター:福知山公立大学地域経営学部准教授 杉岡 秀紀 氏

パネリスト:井上 泰典 氏(株式会社丹後乳販 代表取締役)、江草 智子 氏(いやさか吉野地域づくり協議会 地域マネージャー)、三本 大介 氏(株式会社リバイタライズジャパン 代表取締役)、八隅 孝治 氏(元地域おこし協力隊、株式会社あしあと 代表取締役)

※18時から、別会場(KISSUIEN Stay&Food)にて交流会を計画しております。【有料・要事前申込】

10月30日(木曜日)現地視察研修

【有料・要事前申込】

時間:8時半~12時半

●視察コース

A 丹後町コース

ユネスコ世界ジオパークの美しい海岸線とレトロな漁村のまちで百寿健康ウォーキングを楽しむ

B 弥栄町コース

日本の原風景が息づく山あいの集落の先進的な地域づくりと、若者たちが挑むクラフトジンをめぐる

C 峰山町・久美浜町コース

羽衣伝説の地で、伝統が息づくまちなみと、新たな暮らし方・働き方をデザインする人々に出会う

 

 

更新日:2025年09月09日