11月22日 地域を学ぼう ~郷土の良さを知る~ 水産を通じた丹後の魅力

京丹後市立丹後小学校5年生が 「地域の漁業」 について学習

 ―第2話 「京丹後市の漁業」  ~京丹後のすばらしい海~ ―

 全国に誇る水産ブランド 幻の「間人ガニ」 が水揚げされる間人漁港を望む高台に「京丹後市立丹後小学校」があります。

 本日は、この京丹後市の漁業の拠点のひとつである丹後町にある「丹後小学校」の授業風景について少し触れたいと思います。

たんごしょうがっこう

 海業水産課では、本年度、市立丹後中学校1年生、市立いさなご小学校5年生でも地域の良さを知っていただけるよう、「地域を学ぼう!郷土の良さを知る!」ということで、総合的な学習の時間に 地域漁業に関する講座 を職員が行いました。

 今回は、間人漁港の “たもと” ということで、より関心が高い子どもたちですので、今まで以上に緊張感を持ってお話しました。

 【丹後小学校の廊下から見える景色】

たんごしょうがっこうからのぞむけしき

 【丹後小学校の授業風景】

じゅぎょうふうけ

 本日の講座で紹介した写真を少しだけ掲載します。

【京丹後市の海岸地域で見られる漁村風景】

きょうたんごのぎょそんふうけ

【間人漁港・浅茂川漁港で水揚げされる松葉がに(間人ガニ・大善ガニ】

松葉がに

【久美浜湾で養殖されている牡蠣】

かき

【漁業や美しい海を活用した体験メニュー(1日漁師体験(掛津)、シーカヤック(蒲井)、SUP(浜詰))】

まりんあくてぃびてぃ

 

 京丹後市では、“な食材として、たいへんおいしい水産物が四季折々水揚げされています。

 しかし、その一方で、漁獲量は減少傾向にあり、漁業をする人も減少しています。

 また、漁業従事者の平均年齢は、56.7歳(2016年全国)と高齢化の問題も抱えています。

 また、全国的に水産物の消費が減少しており、「食の魚離れ」による漁価の低迷や、「海洋プラスチックなどによる海洋汚染」、稚貝や稚魚を放流しているにもかかわらず、漁業権を持たない方が獲ってしまう「密漁問題」なども、漁業者が減少する要因となっています。

 そのようななか京丹後市では、漁業活動を行わない時間に漁船を活用した観光遊覧船や漁業活動を知っていただく1日漁師体験、更には、海を活用したマリンスポーツなど、水産物を獲るだけではない漁業にちなんだ体験型のアクティビティなど観光と連携した「海業」を推進してきたところです。

 また、市では新規漁業者の育成や、水産物の消費拡大など水産振興として、次のような取り組みも行っています。

【京都府と連携した新規漁業者の育成支援】

 只今、6期生を募集中です!!

うみのたみがくしゃ

 

【水産物の普及推進】

 健康維持のため是非とも魚を食べましょう!!

だからおさかなをたべよう

【環境汚染に関する啓発活動】

 ゴミを捨てなければこういった清掃活動の回数は激減しますね

びーちいっせいくりーんさくせん

 

【密漁対策・啓発活動】

 密漁は犯罪です。

 昨年12月に漁業法が改正され、その2年以内に施行されることとなっていますが、密漁に対する罰金が20万円から100万円に、黒あわびなどの特定の海産物については、新たに個人の罰金刑の最高額となる3,000万円になります。

 漁業活動の支障にもなっていますので、皆さん、海のルールを守りましょうね!!!

みつりょうもんだい

 

【学校給食】

 栄養価が高いため、日々の学校給食でも地域の水産物などが使われています。

 がっこうきゅうしょく

また、食育普及として、市内小学校で毎年度「お魚料理教室」も開催しています。

 「地域の漁業」のこと、また「郷土の良さ」を地域の子どもたちに知っていただく取り組みの一環で、この講座を実施しましたが、地域漁業が次の世代につながっていってくれることを心から期待しています!!!

 

 

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農林水産部 海業水産課
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電話番号:0772-69-0460 ファックス:0772-64-5660
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更新日:2019年11月25日