―第3話　京鰆（きょうさわら）はじまるはじまる―

　京都では大きさごとに名前が変わり、小さいものから「ヤナギ」、「サゴシ」、「サワラ」と呼ばれます。

　"旬" は、秋から冬で「寒サワラ」と呼び、脂がたっぷりのっていて甘みが強く、身はやわらか。淡白な味わいが魅力です。

　その中で、主に京都府内の「定置網」で漁獲される3キログラム以上で脂肪率10パーセント以上の「サワラ」を「特選 京鰆（きょうさわら）」としています。

　漁業者が丁寧に漁獲した高品質と高鮮度の「サワラ」は、身も上質で、“刺身” にしても、 “焼いて” も、 “炙（あぶ）って”  も絶品！！

　この「特選 京鰆（きょうさわら）」の水揚げが、11月24日（日曜日）から始まりました。

　京丹後市の「定置網」で漁獲された「さわら」は、舞鶴漁港に集中出荷され、そのなかで特選の規定を満たしているものだけが「特選 京鰆（きょうさわら）」として、競り市にかけられ、現在のところ京阪神、東京方面を中心に販売されています。

　また、府内では、舞鶴市「道の駅 とれとれとれセンター」のほか、舞鶴市を中心とした魚介類を販売する登録店などで食べることができます。

　現在のところ、京丹後市内での流通はわずかですが、本年度建設中の「間人漁港衛生管理型荷捌所」（京都府漁業協同組合（丹後町間人漁港内））が完成し、競り市機能が充実されることで、こういった地域のブランド水産物の流通がより一層広がるものと期待しています。

　「特選 京鰆（きょうさわら）」に関するお問い合わせは、京都府漁業協同組合（指導課 0773-77-2202）まで。（直接販売は行っていません）。

＊京鰆の出荷は、3月下旬頃まで続きます。